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2022.03.31 編集ノウハウ

YouTubeで広告をつけるには?具体的な手順を最初から最後まで紹介!

YouTubeで広告をつけるには?具体的な手順を最初から最後まで紹介!

「YouTubeに投稿した動画で広告収入が入ればいいのに!」と皆さん思いますよね?そうしたときに気になるのが広告の設定です。今回はYouTubeの動画広告の設定について、その詳細を紹介していきます。「広告収入は誰でも得ることができるの?」「YouTubeの広告の設定がわからない」と、お悩みの方々は本記事のチェックが必須です!

YouTubeの広告とは

YouTubeに動画を投稿した時に、「広告を表示させる」と設定しておくと、様々な条件はありますが広告収入を得ることが出来ます。

アップした動画のページで広告が流れ、視聴者がその広告に反応したり、クリックしたりすることでチャンネルの運営者に広告収入が入るという仕組みです。YouTubeの広告フォーマットには以下の5種類があります。

  • オーバーレイ広告
  • スポンサーカード
  • ディスプレイ広告
  • スキップ可能な動画広告
  • スキップ不可な動画広告

ディスプレイ広告は予め設定されているため、動画をアップする運営側が広告の表示をコントロールすることができませんが、その他の4つは自分たちで広告を表示するか否かの選択をすることができます。

YouTubeで広告収益を得るためにするべきこと

YouTubeで広告収入を得るためには、YouTubeパートナープログラムというものに参加する必要があります。ですが、これは誰でも参加可能というわけではなく、ある一定の条件をクリアする必要があります。

YouTubeパートナープログラムに参加すると、前章で紹介した広告の表示方法などを含む収益の受け取り方の設定が可能となり、これらの設定を行うことで始めてYouTubeで収益をあげることができます。

先ほどから述べているYouTubeの広告設定をするためには、YouTubeパートナープログラムへの参加が必須条件となっていますので、まずは収益化のために必要な条件について紹介していきます。

YouTubeで広告収益を手にするための必須の条件とは

  • 18歳以上であること
  • 広告掲載に適している動画であること
  • 総再生時間が4000時間以上(過去12ヶ月)
  • チャンネル登録者数が1000人以上

18歳以上であること

YouTubeで収益を得るためには18歳以上が運営するチャンネルでなくてはなりません。

その理由は連携が必須となる「GoogleAdsense」にあります。この「GoogleAdsense」から支払いを受け取るには18歳以上でなくてはならないという条件があるため、自動的にYouTubeも18歳以上が運営をしなければいけなくなります。

18歳未満であっても18歳以上の保護者が代理で報酬を受け取ることが可能なので、18歳未満で収益化をしたい場合は、このことをよく確認しておきましょう。

広告掲載に適している動画であること

YouTubeでは著作権違反の動画や危険行為、アダルト動画など、広告掲載に適しているか否かの審査が入ります。

これは過去に広告掲載に適していない動画に広告が流れた、ということを知った広告主からクレームが入ってYouTubeへの広告表示を取りやめるという事態が度々発生したということからルール化されました。

スポンサー側からすれば当たり前の話ですが、不適切な動画には広告を出したくないですよね。

YouTubeの本体も広告収入で運営されているということもあり、広告を掲載できない不適切な動画を投稿しているユーザーに対しては広告が表示されないように、収益化の前に厳しい審査が入るようになりました。

YouTubeで収益化をしたいのであれば、YouTube側が定めたポリシーやルールに反してないかを確認してから動画を作成するようにしましょう。

総再生時間が4000時間以上(過去12ヶ月)

3つ目の条件に該当するのが「過去12ヶ月の総再生時間が4000時間以上」であることです。これは何本の動画で達成しても問題ありません。

1本の動画で総再生時間4000時間を達成するのは非常に難しいので、数十本の動画の投稿を積み重ねることでこれを達成することをオススメします。

この総再生時間4000時間というのは長いと感じるかもしれないですが、10分の動画を10本投稿すれば1本あたり2400回の再生数で達成することが可能です。この計算でいけば10本の動画を100本投稿すれば1本あたり240回の再生数で達成可能となります。

当然の話になりますが1本の動画がバズって数万回再生となれば、1本だけでも十分に達成できる数字となっています。

この条件を早急にクリアするには、動画の投稿頻度を上げることが重要となります。

チャンネル登録者数1000人以上

4つ目の「チャンネル登録者数1000人以上」が最大の難関となります。

再生回数と異なり、チャンネル登録者数というのは、視聴者に需要があり、かつ魅力のある動画を投稿しなければこの登録者数を達成することが難しいです。

チャンネル登録者数は視聴者が投稿されている動画をチェックして「この投稿者の動画は面白そうだから今後もチェックしたい」と思って貰わなければ増えることはありません。

従って、チャンネル登録者数を増やすには、クオリティの高い動画や需要のある特定の視聴者に気に入ってもらえるように、ある程度ジャンルを絞るなどの戦略を考える必要があります。

条件の進捗状況はチェックできる

これまで紹介してきた

  • 総再生時間が4000時間以上(過去12ヶ月)
  • チャンネル登録者数1000人以上

この2つの条件を達成するには地道な努力をすることが重要となります。

この2つの条件は、YouTubeStudioの「収益受け取り」の項目を開くことで自分たちの達成状況を把握することができます。

先ほど紹介した総再生時間数もここから確認することができるので、自分たちのモチベーション維持にも繋がります。

進捗状況が気になる際には「収益受け取り」の項目を確認しましょう。

YouTubeパートナープログラムに申し込む方法

  • 収益受け取りを有効化
  • Adsenseアカウントの作成 or 既に持っている場合は既存アカウントに接続
  • 広告フォーマットを設定

それでは順番に解説していきます。

収益受け取りを有効化

収益の受け取りを有効化するためには、YouTubeのメニューにあるYouTubeStudioを選択します。

次に左のメニューから「収益受け取り」を選択し、収益化の申し込みを開始します。

これが完了すると、「YouTubeパートナープログラム規定」というものが表示されるようになるので、内容を確認し、問題がなかった場合は「同意する」の項目をチェックします。そして「Adsenseアカウントの作成・既存アカウントへの接続」へと進みます。

Adsenseアカウントの作成 or 既に持っている場合は既存アカウントに接続

「YouTubeパートナープログラム規定」への同意が終わると、GoogleAdsenseアカウントを新たに作成するか、既存のGoogleAdsenseアカウントへ接続することが必要となります。

既にブログを運営しており、GoogleAdsenseアカウントを所有しているユーザーであれば、新規作成をする必要がなく、アカウントを接続するだけで問題ありません。

一方でアカウントをまとめてしまうと、何らかの原因でペナルティを受けた場合に、他の収益にも悪影響を及ぼすリスクがあるために、ここではアカウントを新規作成することをオススメします。

広告フォーマットを設定

前述の通り、YouTubeには複数のフォーマットの広告があります。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、パソコンのみに表示される広告です。画面右上に表示されます。このディスプレイ広告は表示、非表示を切り替えることはできず、必須の広告となっています。これを視聴者がクリックすることで収益が発生する仕組みとなっています。

オーバーレイ広告

オーバーレイ広告とは、再生画面の下側に表示される、いわゆるバナータイプの広告です。これは視聴者が動画を再生した数秒後に表示されることが特徴としてあげられます。ディスプレイ広告同様にパソコンのみでの表示となっており、視聴者がクリックすることで収益が発生します。

スポンサーカード

スポンサーカードとは、動画をに関連する商品やサービスが表示される広告のことを指します。これはパソコン、スマートフォン、タブレットなど全ての端末で表示されることが特徴です。

スキップ可能な動画広告

動画の再生前に5秒間表示され、スキップをするか否かを視聴者が選択できる広告をスキップ可能な動画広告といいます。広告によって様々ですが、スキップをしない場合は20秒から30秒の広告が表示され、これを最後まで視聴者が見ると収益が発生します。

スキップ不可な動画広告

スキップ不可な動画広告は、その名の通り視聴者が広告をスキップすることができません。また、この広告の再生中はYouTubeの動画再生回数にカウントされません。このタイプの動画広告の再生時間は最大15秒となっています。

YouTubeチャンネルを運営する側は、ディスプレイ広告以外の広告に関しては表示・非表示を選択可能ですので、自分たちの好みに合わせて対応することが可能となっています。

広告位置の設定

YouTubeはどのタイミングで広告を表示できるか、設定することができます。

  • 動画の前(プレロール)
  • 動画の途中(ミッドロール)
  • 動画の後(ポストロール)

前と後はチェックボックスにチェックをいれると終わりですが、動画の途中に関しては、運営者側で時間を指定することが可能です。

ミッドロールの管理

「ミッドロールの管理」をクリックすると、以下のページが表示され、細かく時間を設定することができます。

ページ下部の灰色のバーを動かすことで動画を見ながら時間を選び、左上の「ミッドロール挿入点」をクリックすることで、広告を挿入可能です。

上記の動画でいうと、3箇所、動画を挿入していることになります。あくまでも目安ですが、8分ほどの動画で2~3箇所、ミッドロールを挿入する頻度が一般的と言われています。などミッドロールにどのタイプの広告が流れるかは指定できません。

またこのミッドロールに広告を挿入する機能は、8分以上の動画でないと搭載できません。そのため、多くのYouTube運営者は、短くとも8分以上の動画を目指して公開している模様です。

その他YouTube収益

YouTubeの広告に関しては以上の通りですが、収益を得る方法は他にも存在しています。

それは以下の通りです。

  • Supers
  • メンバーシップ

Supers

Supersとは、Super Chat と Super Stickersの2種類があります。片方はテキスト、もう一つはスタンプのようなものを、ライブ配信中のチャット欄上で目立たせることができます。そうすることで、テキストで配信者に質問を読んでもらったり、配信者に自身の存在をアピールすることができます。

これらの機能は基本的に有名チャンネルのライブ配信で、チャット欄に多くのユーザーが押し寄せてしまい、自身のチャットを読んでもらえない時に、お金を使ってチャットを目立たせるユーザーが発生しはじめることが多いです。

もちろん配信者の誕生日などに、好意でプレゼントするような使い方もありますが、いずれにしてもチャンネル登録数が少ないうちは、沢山発生するものではないかもしれません。

なおこれらの課金にはYouTubeが手数料をとり、その割合は30%と言われています。ただし課金側がiPhoneから課金した場合、さらにApple側の手数料ものるため、50%以上、手数料で飛んでいくと言われています。

メンバーシップ

これもチャンネル登録数が少ないうちは意識する必要がないものかもしれませんが、要するに、月額課金モデルで課金した人限定でコンテンツを配信できる機能です。チャンネル側は、月額90円〜6,000円の間で設定ができます。

最後に

以上が収益および、広告に関する解説でした。皆さんのチャンネル制作の参考にしてみてください。もし何かYouTube運営に関する不明点などあれば、YouTubeチャンネルの制作を行っている弊社、株式会社Luaazにお気軽にご相談くださいませ。

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