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2022.09.02 YouTube戦略

YouTubeで再生回数が伸びる動画の特徴を徹底分析してみる

YouTubeで再生回数が伸びる動画の特徴を徹底分析してみる

YouTubeで再生回数を増やすことは簡単ではありません。出演者の影響力、企画の面白さ、様々な要素が複合的に絡みあうことで、再生回数が伸びる、いわゆる「バズる」が起こります。そこで今回、YouTubeで再生回数が増える動画がどのようなものなのか、要素を一つ一つ分析していきます。

はじめに

今回はチャンネル登録数が7500人のスポーツ情報チャンネルが、9.7万回再生された動画をベースに再生回数が伸びる動画の特徴を分析していきます。

サムネイル画像が重要

この動画は最終的に約90万インプレッションされて、サムネイル画像のクリック率が9.7%だったのですが、この動画は当初、かなりクリック率が高かったのです。

これは最初の24時間のインプレッション数と、サムネイル画像のクリック率です。23万インプレッションされているにもかかわらず、10%以上のクリック率を長期間維持しています。

やはり10%のクリック率を超える動画は伸び続ける印象があります。

これは類似動画の同じく最初の24時間のクリック率なのですが、ギリギリ10%を超えているものの、10%を切っている時間帯が長いです。これも最終的に3.4万回再生されている悪い動画ではないものの、やはり10万近くまでは伸びませんでした。

サムネイル画像が良いと動画が伸びる理由を分析

では良いサムネイル画像とは何なのでしょうか。ここには様々な要素が詰まっています。

①出演者の影響力

影響力のある人の画像がサムネイル画像に入っていると、当然、伸びる可能性は高まります。好きなYouTuberが出ている動画は、チャンネルに関係なく多くのユーザーが視聴します。その判断はサムネイル画像で行われます。

またタイトルにそのYouTuberの名前を入れておくと、YouTubeのアルゴリズムが自動でそのYouTuberのファンにレコメンドしてくれるようになります。そのレコメンドした際にサムネイル画像のクリック率が高い場合、どんどん相性の良いユーザーのホーム画面にレコメンドされていきます。

もちろん厳密にはサムネイル画像はクリックされるものの、動画の内容がない場合は、視聴維持率が低いため、アルゴリズムから低評価がくだされレコメンドはされなくなりますが、とはいえ第一関門はサムネイル画像なので重要です。

②企画のわかりやすさ、面白さ

サムネイル画像のクリック率には企画の面白さがわかりやすく反映されます。例えば単純に上手いスポーツ選手を解説する場合でも、プレーの凄さがわかりやすい選手の解説動画はそこそこしか伸びません。ただ有名ではあるものの、何が凄いのかわかりにくいような選手の場合は、解説動画の付加価値は高いのではないでしょうか。今回大きくバズった動画はまさに上記のパターンで成功しました。

そしてその選手のかっこいい写真をベースに、わかりにくい魅力を文字で完結に記したサムネイル画像になっていました。

逆にいうと動画の企画を考える時は、どんなサムネイル画像にすれば、人がクリックしたくなるかを考えることで、企画化できるかもしれません。そしてサムネイルという入り口が決まってくる以上、編集のテイストも変わってくるでしょうし、実はサムネイル画像を最初に考えることで、面白い動画の企画や構成作りに繋がります。

③文脈

ただ単純に有名な選手を解説しただけでは、大きくバズりません。文脈も重要です。今回の場合だと、この解説チャンネルのメイン出演者が、日々日々好きであることを公言している選手の魅力を解説したからこそ、その文脈に惹かれて視聴したユーザーも多いのではないでしょうか。

動画の面白さ

このようにサムネイル画像には様々な再生回数に関する要素が詰まっているのも確かですが、それだけで動画が伸びるわけではありません。動画の中身もなければ、視聴維持率が下がり、質の低い動画とYouTube側に判断されるため、再生回数を伸ばすことはできません。

では面白い動画、面白い企画とは何なのでしょうか。

①王道の面白さ

まず重要なのは、面白いには型であり、王道があります。ですので、王道的な面白さのストックを増やすべきですね。例えばドッキリや大食いなどは、YouTubeでも人気の王道企画です。

またそれらの面白さの王道を複数掛け算できるとなお良いかもしれません。

例えば単純に「爆買い」という企画に「ドッキリ」的な要素を加えてエンタメ化して少し捻った企画を考えた場合

「【事件】何でも買っていいよ!とYouTuberに100万円入ったカード渡したらヤバイ買い物されたwww」

などの企画は一つあるかもしれません。

家電量販店や、ショッピングセンターなどに行ってゲストにクレジットカードを渡し、「1回だけなら、このカードでいくらでも使っていいですが、上限の100万円オーバーしたら何も買えません」というルールだけを伝えて買い物をさせます。

100万入ったカードを0になるまでいろんな人に使いまわし、ゲストにはその人が何番目にクレジットカードを使っているかなどのヒントは伝えません。

チキンレースの贅沢パターンと言えるかもしれません。

もちろん現実的には誰にでも100万円を準備できるわけではないので、難しいかもしれませんが、考え方としてはこのようになります。

②トレンドを抑える

YouTubeにはトレンドがあります。1年単位のトレンドもあれば、単純にバズっている話題のネタをテロップにいれるなど、様々な組み込み方ができます。

例えば最近はやっている格闘技のシリーズものでいうと、「朝倉未来」チャンネルで連続的にアップされた「Breaking Down」です。これは格闘技の大会のシリーズものです。過去の動画は1000万回以上再生されている大人気シリーズなので、例えばスポーツの場面で荒い場面が起こった場合、Breaking Downで例えられることも多く、そういうネタを編集などにいれると、視聴者もくすっと笑ってしまい、楽しんでもらえます。

あるいはそもそも、大人気企画をそのまま真似するパターンも多く、

例えば、THE FIRST TAKEはアーティストが一発取りで人気曲を収録して動画にするチャンネルで、出演者の一発取りゆえの緊張感や、その場でしなしないアドリブも含めて、収録コンテンツですがライブ感のある音楽コンテンツとして人気です。

中には再生回数が1億を超えているものすらあります。

このようにこの企画は音楽コンテンツとして一大人気ですから、例えばお笑い芸人の蛙亭、かまいたち、星野ディスコらはその企画を真似して自身のチャンネルにアップしています。ただこのような真似はこの二人に限らず、様々なチャンネルがリスペクトをこめて行っているので、比較的、YouTubeでは企画の真似は普通にあることになっています。

③編集

編集も当然必要です。YouTubeは視聴者がスマートフォンで見ることが多く、画面を専有されてしまうため、間の多い状態だと、離脱されてしまう恐れがあります。

また例えばトーク動画の場合は、絵変わりが少なくなってしまうため、例えば話題になっている内容の画像を入れる、エフェクトでリズムをよくするなど、様々な工夫が必要です。

このようにユーザーフレンドリーな動画を編集で作ることで、チャンネル登録数が増えていき、各動画の再生回数も増えていくと分析されています。

④熱意

最後に、YouTubeは企業のチャンネルもありますが、個人で行っていることも多く、その個人を応援するという意味でチャンネル登録するパターンも多いです。そうして徐々にファンが根雪していき、再生回数の最低水準も伸びていくのが、YouTubeの再生回数を伸ばす王道の方法です。

熱員の伝え方は様々です、感情表現豊かに好きなことを語ってもいいですし、毎日投稿という結果でそれを示してもいいですし、24時間ライブ配信して本気を出してもいい。どんな形であれ熱意を示せば、視聴者は応援したくなるものです。

まとめ

以上が再生回数を増やすための分析でした。もしYouTubeに関して不明点などあれば、YouTubeチャンネルの企画、制作などを行っている株式会社Luaazにお問い合わせくださいませ。

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LuaaZ広報部です。LuaaZに関する様々な情報や、YouTubeチャンネル成長に役立つ情報などをお届けいたします。

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