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【YouTubeの作り方】動画制作・企画のコツ、チャンネル開設方法からサムネイル画像作成のポイントまで
近年、YouTubeをはじめとした動画プラットフォームの人気が急上昇しています。
作り手側の話でいうと、かつて動画制作はプロが行うものという考え方が一般的でしたが、近年は専門ではない方でも簡単に動画を作成できる時代となっています。ハイスペックなパソコンも安価に手に入る時代ですし、編集ノウハウもインターネットで探せばいくらでも出てきます。
また見る側にとっても、「5Gの到来」に伴い、4Gと比べて20倍も速いスピードで動画視聴が可能となりました。従来であれば画像でしか伝えることができなかった情報も、動画で分かりやすくスムーズに伝えやすい時代へと変化しています。
また、これらの情報はSNSによって拡散され、人から人へと伝わるスピードが日に日に高速化されています。
動画を制作する目的も多様化しており、毎日のようにYouTubeにアップロードされる動画も同様に多様化しています。カジュアルに日々の生活や暮らしを伝えるVloggerや、ゲーム実況、「○○をやってみた」といったようなレビュー動画などクオリティの高い動画を配信する方々が増えています。
また、動画需要が高まっているという時代背景から動画の内製化を実施する企業や副業として動画制作を始めている方もいます。
一般的な動画作成とYouTube動画の作り方の違い
この記事を読んでいる方は既にYouTube制作に興味を持たれている方が多いと思うので、早速ですが動画アップロードに必要な知識をお伝えしていきます。
- 動画の繋ぎ合わせ
- カット(必要な部分のみにカット)
- オーディオや効果音、テロップ(文字)の追加
上記がざっくりとした動画編集の方法となります。当たり前かもしれませんが、撮影する時間よりも編集時間が圧倒的に長いです。YouTube動画の主な特徴は下記の3つが挙げられます。
①サムネイルやオープニングが肝心
YouTubeを開くと分かる通り、視聴者が最初に目に付くのは動画の概要を表す画像とタイトルです。動画を見てもらうためにはこの時点で視聴者に興味を持ってもらわなければいけないため、一目で動画をクリックしたくなるような言葉選びや画力が必要となります。
披露宴や忘年会などの余興動画とは異なり、いかに引きとなる画像を作れるかどうかがYouTube動画のポイントとなります。
②アカウントの世界観づくり
自己満足で動画を投稿するのも良いのですが、せっかくYouTubeに動画をアップロードするのであれば多くの人に見てもらいたいですよね。そこでカギとなるのが、「アカウントの世界観」を確立してチャンネル登録者数を増やすことです。
YouTubeは動画配信サイトなので”中の人”を表現すること自体は難しくはないのですが、いくつかの動画投稿を通して視聴者に「次の投稿が楽しみ」と興味を持ってもらえるようにすることが重要となります。
③YouTubeにアップするために必要なチャンネル
YouTubeを見るだけという方はアカウントを作っていない方もいるかもしれませんが、動画をアップロードするには自分自身、もしくはグループでアカウントとチャンネルを作成する必要があります。TwitterやInstagramと同じイメージです。
YouTubeの企画の考え方
やる気などの勢いだけで動画を作成しようとは思わず、まずは企画や構成を考えることが最初のステップとなります。革新的な発想力が一番大事というイメージがある方も多いかもしれませんが、YouTubeは意外と地道な作業が多いのです。
YouTubeの再生回数が多いものと少ないものを比較してみると、下記の3つが大きく影響しています。
①話題のトピックスを調査する
②伝えたい相手をイメージしながら作成する
③ストーリー性を意識する
①話題のトピックスを調査する
肝心なトピックス選びですが、「自分の好きなことが思い浮かばない」という方は、ぜひトレンド調査から始めてみてください。世間の流行と自分の特技や趣味とが重なる部分があれば、世の中のニーズとマッチしていることになるので動画を作成する上で大きな武器になる可能性があります。
特にYouTubeはレコメンド機能が強いプラットフォームなので、トレンドを扱えば拡散されていく可能性は高まります。
テレビ、SNSどのトレンドを追ってもいいですが、迷ったらまずはYouTubeの急上昇ページなどを見ることで、YouTube内で流行っている内容を知ることが企画を考える第一歩目かもしれませんね。
②伝えたい相手をイメージしながら作成する
作成した動画を誰に伝えたいかということを考えましょう。いきなりターゲットの人物像をを細かく設定する必要はありませんが、ふんわりとでも視聴者を思い浮かべた上で制作すると軸のある動画を作りやすくなります。
それは一つの動画だけでなく、チャンネル全体で統一できればなおよしです。
段々、見て欲しい視聴者像が定まってくると、狭めていってもいいかもしれません。これは見て欲しい視聴者像だけでなく、自分が何を発信できるか、何がハネるのか、とも連動する話になります。
例えば大きくアニメ好きのチャンネルにするのではなく、アニメの中でも人気連載漫画「名探偵コナン」に絞ってもいいです。あるいは、さらに絞って考察動画専門にしてもいいですし、かっこいいキャラクターの魅力を語るチャンネルにしてもいいです。同じコナンの動画でもそれぞれは違う相手に届くものなので、統一できれば理想です。
③ストーリー性を意識する
伝えることは1つといっても、オープニングからエンディングまで同じことを語っていてもつまらない動画になってしまいます。始めた当初は話の内容に起承転結をつけるのは難しいかもしれませんが、メリハリのある動画になるように意識をすることが大切です。
それを知る意味でも、YouTubeで流行っている王道の企画やストーリーをチェックしたいですね。例えばドッキリという、ストーリーを作りやすい企画でも、見せ方はいくつかあるので、人気動画を研究したいところです。
YouTube動画のカット方法
YouTube動画作成で重要なポイントとなるのがカットです。人気ユーチューバーの多くの動画では無駄な”間”がなく、伝えたいことがはっきりと伝わる動画を配信している人が多いです。
様々な動画を参考にしていいですが、
「例えばラーメン店を紹介するテレビ番組を思い浮かべてください。最初の映像は湯気のたったラーメンをアップにした”寄り”のシーンですが、次の画面ではラーメンを箸で持ち上げているという場面に変わっているというのを見たことありますよね?特にCMなどは15秒間という短い時間で簡潔に伝えたいことがまとめられているので、参考にしてみることをオススメします」
など、なかにはテレビを参考にするようにすすめる解説記事などもありますが、これはNGです。なぜならテレビは、ながら見することが多く、多少の間の多さは許される傾向にあります。
一方でYouTubeの場合、もちろんながら見することもありますが、電車の中や、なにかの休憩時間などのスキマ時間に、スマホの画面をまるまる専有した状態で、見ることも多く、テレビのような間の多さでは退屈がられてしまう可能性があります。
むしろテレビとは違い、多少、映像が飛んでしまうようなことがあったとしても、テンポよく会話が続くような動画のほうが人気を博します。
テロップの挿入
カットがある程度できるようになったら、テロップ挿入の作業に取り掛かりましょう。動画内で話している言葉を視覚的に伝えることでわかりやすさが格段に増します。文字のフォントや色によって視聴者の捉え方も変わるのでかなり重要な作業となります。
これは細かくこだわればきりがない作業なので、運営最初は、可能な範囲で良いと思います。テロップの量も、セリフ全てにつけるフルテロップではなく、50%前後つけられれば、十分かもしれません。続けることのほうが最初は重要ですからね。
ただテロップで遊び心をいれることは意識したほうがよく、面白いことを言う場面では派手なフォントを使うなど、様々な工夫をするべきかもしれません。
BGM、効果音
最後にいれるのがBGMや効果音です。これを入れるだけで、一気に人気のYouTubeの動画と近いものが完成していきます。
自分のチャンネルのオリジナリティを出したくなるところかもしれませんが、基本的には、人気YouTuberと同じものを使ったほうが、聞き馴染みがあるために良いとされています。
サムネイル画像作り
YouTube動画・サムネイル画像の作り方にはコツがあります。前述した通り、YouTube動画においてサムネイル画像は非常に重要となります。実際にどんなサムネイルが良いのでしょうか?押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
①動画の内容がひと目で分かる画像
②キャッチーな言葉選び
③目立つような配色を意識
まずは動画の内容に沿った1枚の画像を選びましょう。インパクトを重視し過ぎて、動画の伝えたいことではないような画像をサムネイルにしてしまった場合は「イメージと異なるからいいや」と離脱してしまう視聴者が出てしまう可能性もあります。そして画像の補足となるテキストも重要なポイントとなります。長めの文章にするのではなく、引きのある単語を完結に置くことを意識しましょう。
さらに、他の動画に埋もれないサムネイルを作るために必要なのが配色です。テキストを白抜きにすることで可読性を高めたり、一瞬で目に留まる色合いを意識してみたり、試行錯誤の末に自分たちのパターンを見つけましょう。
全くイメージが湧かない方は、既に人気のユーチューバーのサムネイルを参考にしてみてはいかがでしょうか。
サムネイル画像を作らなかったとしても動画のワンシーンからYouTubeが切り取ってくれる機能も備わっています。しかし、チャンネルのオリジナリティを出すためにもサムネイルまでYouTube動画という意識を持って作ってみましょう。
サムネイルのイメージは自分が目指す方向性に近いYouTuberを真似したらいいかもしれません。ただし一つ忘れてはいけないのが、有名YouTuberは、自分の顔写真を入れるだけで、ある程度「●●の動画だよ」ということをそれだけで伝えられるため、シンプルなサムネイル画像になる傾向にあります。なので、最初のうちややや文字が多めになるかもしれません。
なお無名だからといって、自分の顔写真をサムネイルにいれる意味がないわけではありません。ずっと入れ続けることで、それが皆さんの動画であるという証拠になりますし、それがきっかけでクリックされることにもなっていきます。ですので無駄ではありません。
画像を作る際には、フォトショップなどのソフトウェアを使うことが一般的ですが、これらの使い方はそれこそYouTubeで調べるとたくさんノウハウが詰まった動画がでてきます。是非、チェックしてみてください。
YouTubeアカウントを開設して投稿
YouTubeのアカウント開設をするための5ステップです。
①Googleアカウントを作る(既に持っている方はスキップ)
②チャンネルを作成しチャンネル名を設定
③作成した動画をアップロード
④サムネイル・タグを設定
⑤公開する日時を設定
YouTubeチャンネルを開設するためには、Googleアカウントに登録する必要があります。既にGoogleアカウントを持っている方は新規作成をする必要はありません。
ログイン後、YouTube画面右上の自分のアイコン→「チャンネル」→「動画をアップロード」とタップしていきましょう。作成した動画を挿入してタイトルや説明文、サムネイル、タグなどを設定することができます。
また、動画の容量にもよりますが、アップロードが完了するまでに10分以上かかる場合もあるため、途中で電源が落ちないためにもパソコンの充電をしながら行うことをオススメします。
YouTubeは公開設定で予約可能
アップロードをしてテキストなどの詳細を入れたら、公開設定に進めて公開する範囲は以下の3種類から選択できます。
- 公開
- 限定公開
- 非公開
「非公開で共有」するケースでも、特定の人に共有したい場合は招待メールを送れば閲覧ができます。プライベート動画も非公開で共有を使えば第三者に知られることはありません。
また、動画を公開する日付を選択することも可能で、事前に撮り溜めをして小出しにしながら配信していくことも可能です。
最後に
今回はYouTube動画の作り方について紹介してきました。クオリティの高い動画を作成するためにはセンスが必要なこともありますが、パソコンと編集アプリ、そしてモチベーションがあれば作成できます。クオリティを高めるためには手数を重ねることが重要です。
必要な機材と伝えたいことがまとまったら、まずは動画を制作してみましょう。この記事がYouTube動画作成の参考になったら幸いです。