YouTubeの再生回数が急に増えた時に考えられる理由と要因

YouTubeの再生回数が急に増えた時に考えられる理由と要因

YouTubeでは急に再生回数が増えるということがあります。これはもちろん誰にでも起こることではないものの、いくつかの要因が重なると、急に1万回再生、10万回再生、時には100万回再生以上が発生する場合もあります。ではこのような事象は何故、突然起こるのでしょうか。

●経路別で、再生回数が急に増えた理由を解説

①YouTube検索からの流入した場合

検索からの流入が急増するパターンは、基本的に、動画の公開直後が多いです。動画の検索直後は、新着動画として検索結果の上位に動画が表示されることが多く、結果的に再生回数も急増します。またその話題がトレンドであれば、なおさら動画の再生回数は急増するでしょう。例えば、スキャンダルで話題になっているYoutuberを話題にした動画をアップした場合、iPhoneやマクドナルドなど、YouTubeでもおなじみの人気商品の新作を、販売開始直後にレビューなどした場合などでしょうか。いずれにしても、話題になっている人、商品などは、検索されやすく、結果的に検索流入が急増します。その人関連の動画を過去にアップしていた場合も、もちろんある程度アクセスされるかもしれませんが、基本的に新着動画やすでに人気の動画から優先的に上位表示されるので、急増という結果にはなりにくいのではないでしょうか。そういう意味ではYouTubeでは瞬発力が非常に重要です。

②ブラウジング機能から流入した場合

YouTube上で急に再生回数が増えるパターンとしては、この経路からの流入が多いのではないでしょうか。ブラウジング機能は、主にホーム画面からの流入を指します。YouTubeではホーム画面からその時々の気分で動画を選ぶというユーザー行動が多いので、ホーム画面の影響力は非常に大きいのです。

そしてブラウジング機能で、急に多く表出されるパターンはいくつかあります。一つは時事ネタのトレンドの動画を公開した結果、YouTubeが人気動画として、多くのユーザーのホーム画面でレコメンドしたパターンでしょうか。これは検索流入とも近いパターンです。

ただブラウジング機能の場合は、時事ネタ以外や検索しにくいようなトレンドも見極めてレコメンド可能です。例えばYouTube内で大食い企画が流行っていて、あるユーザーがすでに大食い企画の動画を複数見ている場合、そのユーザーのホーム画面では新しい大食い企画の動画がレコメンドされます。

このようにその時々で人気になっている企画の類似企画をYouTubeではホーム画面に表出することが多いです。そのため、皆さんがYouTubeのトレンドを的確につかみ、近しい企画の動画をアップすれば、再生回数の急増に成功するでしょう。

③ショート動画で再生回数が増えた場合

他にも2021年にショート動画という機能をYouTubeはスタートしましたが、この機能で再生回数が急増するパターンもあります。ショート動画とは1分以内かつ縦長のサイズの動画だけをユーザーの好みにあわせつつ、ランダムに再生する機能です。TikTokを意識した機能ですね。

ショート動画は一度再生すると、次から次へとどんどん多くの動画が再生されて行く上に、スマートフォンの場合スワイプすると簡単に次の動画が再生されるため、視聴数が稼ぎやすい機能になっています。

ただ広告単価などは低く、ショート動画を多くアップするべきかというと、そこは良いとは言い切れないところが悩ましいところです。ただし上手く活用すれば、新しい視聴者を獲得するきっかけにもなるので、使い方が非常に重要です。

●企画別で、急に再生回数が増えた理由を解説

①エンゲージメントが高い動画

YouTubeでは視聴維持率の長い動画や、高評価やコメントが多いなど、エンゲージメントが高い動画であれば、無名のチャンネルでも積極的にレコメンドしていくプラットフォームです。このプラットフォーム特性が、この世にYouTuberという存在を多く排出してきました。

ある意味ではその最たる例とも言える動画をご紹介しましょう。

「チャート2b 100 わからない。」

これは本当にただの高校生が「チャート2b 100 わからない。」と質問を求めただけの動画です。今でこそチャンネル登録数は1万人を超えていますが、当時はほとんどチャンネル等速数もいなかったのですが、この動画が78万回も再生されて、チャンネル登録数も激増しました。

では何故こんな、ただ数学の質問をしただけの動画がこんなにも伸びたのか。後付けにはなりますが、真剣に数学の解法に迷っている女子高生が質問を投げたことで、多くの大人を助けてあげようという気持ちにさせて、解法を解説するコメントや、応援の意味も込めて高評価が数多くつけられたからではないでしょうか。

加えて普通なら、受験勉強に限った話でいうなら「manabo」、質問全般でいうなら、「Yahoo知恵袋」など、質問をするのにふさわしいサービスが他にも数多くあるにも関わらず、YouTubeで質問するという斬新さが、多くのユーザーを笑わせたこともまた、高評価やコメント数増加に繋がりました。

おそらく初動のエンゲージメントに関しては、運要素も大きかったのかもしれませんが、一度、YouTube内で広がりを見せた後は、上記のような理由でドンドン、エンゲージメントが増えていき、これだけ大バズリする動画になったのではないでしょうか。

またこのチャンネルでは全般的に、いい意味で企画モノ感がなく、高校生の日常を動画にしている雰囲気が多くのユーザーに親しみをもたせて、チャンネル登録数も増えたのかもしれません。YouTubeでは基本的に権威性よりも親しみやすさが好まれるチャンネルですからね。

②企画がぶっ飛んでいる場合

あとは単純に企画内容がぶっ飛んでいて、それがYouTube内で大バズリするパターンでしょうか。わかりやすいのは「上京ワッショイ」さんの「キティちゃんのポップコーン屋さんが渋谷に爆誕!!」という動画です。

キティのポップコーン自動販売機のパロディで、キティのコスプレをして渋谷でポップコーンを配るだけの動画なのですが、これがまた意味不明かつ、非常にシュールな絵面ということもあり、当時は有名ではないチャンネルだったにもかかわらず、約200万回も再生。

最終的に「上京ワッショイ」さんは、人気YouTuberへの仲間入りを果たしました。

●最後に

このように急に再生回数が増えるようなことは確かにあります。ただし基本的には、定期投稿し、視聴時間が伸びるように編集で工夫し、クリックされやすいサムネイル画像を設定するなど、様々な工夫を続け、YouTubeから良いチャンネルと認識されている背景があってこそ起こります。一発を狙う意識も大切ですが、日々、やるべきことを継続することも忘れないようにしないといけないですね。他にも再生回数などについて不明点などあれば、YouTubeのコンサルを行っている弊社に是非、ご相談くださいませ。

記事を書いた人

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