YouTube向け動画の編集方法【初心者必見】

YouTube向け動画の編集方法【初心者必見】

YouTubeチャンネルを開設し、動画を投稿するには様々なステップがありますが、中でも重要なのは動画編集でしょうか。編集の力しだいでは、シリアスにもポップにも雰囲気を設定することも、ハイテンポにもスローテンポにも調整することができます。もちろん撮影の時点で様々な動画素材を集める必要があるものの、編集の力で面白さが劇的に変わるのが、YouTube編集の面白いところです。そこで今回は編集で重要なポイントを解説していきます。

●ファーストステップは機材調達

1.動画編集可能なパソコンを準備する

近年はスマートフォンの高性能化は加速しており、出先でスマホで簡単な動画編集は可能です。ただし、継続的に質の高い動画を公開したい場合はパソコンは必須です。動画編集では、不要な部分をカットする作業や、効果音を追加するなど、同じ作業を何度も何度も繰り返す仕事なので、効率化こそが多くの動画編集マンにとっての永遠の課題です。そういう意味ではパソコン、できれば、スペックの高いPCは必須です。

動画編集といえば、Macというイメージがあるかもしれませんが、Windowsでも問題ありません。確かにMacにはiMovieというフリーの動画編集ソフトが初期状態からインストールされており、簡単に編集するだけなら、動画編集ソフトを購入する必要はありません。

しかし機能が限定的なため、すぐに有料版のソフトを買わなければならなくなるので、パソコン選びの基準にするほど重要なことではありません。有料版ソフトも無料期間があるので、試したいならそちらでも問題ありませんしね。

WindowsかMacかの基準は完全に好みで良いと思います。問題はそれよりも、パソコンそのもののスペックです。動画編集は非常に重たい作業のため、スペックの低すぎるパソコンだと、一つ一つの作業が遅くなるだけでなく、最悪パソコンがフリーズするリスクもあります。そういう意味ではPC選びも非常に重要です。

ここで細かくPC選びを解説し始めると長くなるので、簡単に基準を作るとするなら、最低でも直近1年以内に発売された10万円以上のPCを買うようにしましょう。

もちろん映像処理を早めるGPUなどが搭載されている15万円以上のPCを買えるのであれば、理想ですけどね。

2,高速のインターネット回線を準備する

意外と忘れられがちだけど、重要なのがインターネットの速度です。動画編集をする場合、完成品をYouTube上にアップロードする時以外にも、確認依頼や、修正依頼をする際などに、ネット上に何度も動画をアップロードしたり、逆にダウンロードすることになります。

そのため、インターネットの速度が遅いと、本来は5分ほどで終わる作業が、1時間ほどかかることもあります。

ですので、最低でも実測50mbps、可能なら100mbpsは上り、下りともに出るようなインターネットと契約しましょう。実測でこの程度欲しいので、公式だと1gbpsは最大で出るようなインターネットを契約をするのが無難かもしれません。

基本的に工事不要タイプは速度制限などの制約条件も多いため、きちんと工事が必要な光回線を準備しましょう。

3.動画編集ソフトを準備する。

フリーソフトもありますが、趣味レベルならともかく、収益化を目指すレベルなら機能的に足りないことも多いので、有料版を契約するのが現実的です。

その中で契約するべきソフトは実質的に二択だと言えるでしょう。

まず王道なのはアドビのPremiere Proでしょうか。このソフト高機能であるため、初心者がいきなり使うにはややハードルが高いかもしれませんが、それでもなおこのソフトを勧めます。

理由はシンプルで、ユーザーが多いので、調べれば様々な解説記事が日本語であるため、単独でスキルを習得しやすいからです。

というのも動画編集は一つ一つの作業に難しいものはないのですが、そのやり方がわからなくて悩むパターンが大半です。そして入れたいエフェクトは、Premiere Proならほとんどネットで調べればわかるため、初心者だからこそ、使うべきソフトかもしれません。

もちろん調べれば、より体感的に使えるソフトなどもあるかもしれませんが、マイナーなソフトになればなるほど、ネット上に解説記事が少なく、使い方がわからず困ることになります。

なおアドビの動画編集ソフトでいうと、Premiere Proが月額課金型で、Premiere Elementsという一括買い切り型のソフトもあります。こちらはPremiere Proより機能が少ないだけでなく、インターネット上で解説する記事が少ないため、結局使いにくいので、Proを買うほうが無難かもしれません。

もう一つの選択肢はアップルがMac用に開発したファイナルカットプロです。こちらはMac用というデメリットはあるものの、体感的に使える上に、買い切り型です。そして、Premiere Proほどではないものの、ユーザー数が多いので、不明点がすぐネットで調べられるのもメリットと言えるのではないでしょうか。

4.撮影機材を準備する。

直近1~2年で発売されたiPhoneなど、ハイエンドなスマートフォンを持っている場合それで十分です。もちろんハイスペックなカメラや、マイクなどを持っているにこしたことはありませんが、一部のガジェット系YouTuberなどでない限り、そこまで大きく影響しません。

●YouTubeにおける編集の基本的な流れ

1.カット

まず編集する上で重要なのは、カットです。You Tubeは常に様々な動画がレコメンドされているので、少しでも飽きられてしまうと、離脱されてしまいます。ですので、単純に不要な部分、公開したくない部分だけでなく、可能な限り間や「あー」「えーっと」など、意味のない箇所はカットしたほうがいいかもしれません。リズム感がよく、隙間のない動画のほうが離脱率を低下させられることが可能だと言われています。もちろん話の流れをわかりやすくするために、後半部分で話した内容を、切り取って、前半に持ってくるなどの工夫があってもいいかもしれませんね。

なおカット作業は単純作業の繰り返しになるので、できるだけ作業効率を上げるためにも、ショートカット機能を使って、特定の編集作業をかんたんに行うようにするのが一般的です。特にYouTubeのような毎日投稿するような仕事だと、締切が日々迫ってきているので、時短の工夫は死活問題ですしね。

2.テロップ&効果音入れ

基本的にテロップをある程度はいれたほうが、離脱を阻止できるので、良いとされています。おおよその目安は半分程度、でしょうか。もちろんフルテロップ入れられば理想ですが、おおよそ1分の尺の動画にフルテロップを入れると1時間はかかると言われているので、時間や予算と相談しながらどの程度いれるかは決めていきましょう。

またテロップや効果音を入れる作業は動画編集マンとしてのセンスが非常に出る部分でもあります。

というのもテロップを入れる作業は動画を単純に見やすくするだけでなく、編集者という第三の立場から、動画内でのボケやミスなどにツッコミを入れることで、素材をさらに面白おかしくすることができます。どの効果音を選ぶかでも大きな差が出てきますね。

ただし奇をてらいすぎるのはNGです。というのも基本的にYouTubeでは見慣れたものを見る文化が強いので、テロップのフォントや、効果音などはできるだけ、有名YouTuberが使っているものを使ったほうがいいかもしれませんね。

3,BGM、画像の挿入、エフェクト

BGMやエフェクトは最後の仕上げです。

BGMに関してはずっと同じものを流してもある程度は成立するかもしれませんが、演者の感情や状況にあわせて入れ替えたほうが、より面白さが増します。BGMも効果音と同様に、できるだけ、有名なものを使ったほうがいいかもしれませんね。

画像などの挿入はある程度多いほうが望ましいでしょう。YouTubeを見る時はスマホ全体を専有されることが多いため、ある程度絵変わりがないと、飽きられてしまします。もちろん、撮影した映像が絵として印象的なら問題ないかもしれませんが、トーク系の代わり映えのしない映像の場合は、画像の挿入などは多めでもいいかもしれませんね。

エフェクトに関してはYouTubeレベルだと複雑なものを使っているチャンネルは少ないです。もちろん面白さを強調するためにアップしたり、場面転換のところでエフェクトを入れるなど、基本的なやり方は知っておくべきかもしれませんが、比較的、重要度が低い作業かもしれません。

4,音量の調整

最後に専用の集音マイクを持っている場合などは話は別ですが、スマホで撮影している場合は、可能であれば音量を少し大きくしたほうがいいかもしれません。特にトーク系のYouTubeなどの場合は、地下鉄などに乗っている際などに、ラジオ的に聞かれることなどが多いですが、電車の騒音に声がかき消されてしまうことも多々あります。なので多少、大きくしておきながら、視聴者の反応をうかがいつつ、調整していくのがベターといえるでしょう。

●編集の基本理念

YouTubeの視聴者はまだまだ低年齢層が多いことを意識した上で編集したほうがいいでしょう。というのは、30代、40代の感覚だと、「味付けが濃すぎる」編集に見えたとしても、10代にとってはそれがちょうどいいなんてことは往々にしてあります。

ここは笑うところ、しらけるところなど、効果音などを駆使しながら、できるだけわかりやすく、飽きさせないような動画を目指すことが、視聴維持率のキープに繋がります。

●最後に

以上がYouTubeの動画編集におけるコツになります。もしYouTube関連で他にも疑問点をお持ちの場合は、法人YouTubeチャンネルの企画、編集など運用全般を行っています弊社にご相談くださいませ。

記事を書いた人

Luaaz編集部

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