YouTubeの再生数を増やすための戦略解説

YouTubeの再生数を増やすための戦略解説

昨今、YouTube上で情報を発信する、いわゆるYouTuberが大ブームですね。YouTube黎明期は個人での発信が多かったですが、現在はテレビを中心に活躍する芸能人や、企業の発信のチャンネルも増えてきています。確かにYouTubeは巨大なプラットフォームであり、そこには多くのビジネスチャンスが隠れています。しかし発信者は現在増え続けており、誰でも簡単に成功するような楽な世界ではなくなってしましました。今ではチャンネル開設初期に、動画の視聴数が伸びず、心が折れてしまう人も多いのではないでしょうか。そこで今回はビギナーのチャンネル運営者が知っておくべき、YouTubeチャンネルを育てる上での基本戦略についてYouTubeコンサルを行っている株式会社Luaazの見解を用いて解説させていただきます。

■ファーストステップ

1,同じカテゴリの動画をアップ

YouTubeでは定期的に動画を投稿することが良しとされていますが、継続手にアップしさえすれば、動画が何でも良いというわけではありません。コンセプトが重要です。

具体的には、同じジャンルの動画を投稿し続けることが重要です。そのため自分自身が何のジャンルなら定期的に動画を投稿し続けられるかを見極める必要があります。そのジャンルを決めるためにも、最初は興味があるジャンルの大手チャンネルの真似をしてみてもいいかもしれません。

真似をしながら、自分が再生数を伸ばすことができる得意なパターンを掴めれば、それに特化してチャンネル運営をしていく必要があります。自分の「看板」を作るイメージかもしれません。

2,同じコンテンツに見えて視聴者層の違う動画に要注意

その看板を作る上で既に人気のコンテンツに関わる動画だと、人気チャンネルになれる可能性は高いでしょう。

ただし例えば「鬼滅の刃のチャンネル」「野球のチャンネル」など、大枠のコンセプトを決めるだけでは十分ではありません。

正確には同じ属性の視聴者層に動画を届ける意識が必要です。では実際にあった失敗例を紹介しましょう。

ある腐女子向けのチャンネルの話です。運営当初は女性に人気がある有名少年漫画の情報を取り扱っていたのですが、このチャンネルは一時期チャンネル登録数が伸び悩んでいました。

このチャンネルで投稿されていた内容は「●●(男性登場人物)が尊い10選」「最新刊の伏線まとめ」「フィギュアが当たるガチャを回してみた」などでした。一見、一つの漫画で統一されたチャンネルに見えるのですが、このラインナップには単一コンテンツ限定でYouTube運営をしようとした人が陥りがちなミスがあります。

例えば「●●(男性登場人物)が尊い10選」と「最新刊の伏線まとめ」の場合、同じ漫画だとしても、前者は一部の女性ファンしか興味がないコンテンツである一方で、後者はストーリー展開を楽しむことが多い男性ファンが好きな内容になります。つまり前者と後者では、同じ漫画が好きでも、実は視聴者層が違う内容になっています。結果、当時このチャンネルは視聴数が伸び悩み苦しい時期を迎えていました。

もしこのチャンネルが腐女子に向けたチャンネルなのであれば、腐女子に特化した動画を投稿するべきだと言えます。

■セカンドステップ

1,コンテンツに依存からの脱却

このようにファーストステップでは同一視聴者層に向けて動画を投稿し続けることが重要です。そして、ある程度YouTubeのアルゴリズムに認知されて、インプレッションが増えてきたら、次はセカンドステップです。

実はファーストステップの段階では大きなリスクを抱えています。というのもチャンネルの性質によりますが、上記のような単一の漫画が題材の場合は、その漫画の連載が終了してしまった場合、それと共にYouTubeチャンネル自体も存亡の危機に陥ってしまいます。

そのため次の段階では原作コンテンツに依存せず、そのチャンネルや出演者のファンになってもらうような動画作りを心がけていく必要があります。

2,実験枠を設けてPDCAを回す

そのため弊社で運用をしているチャンネルの多くでは、毎日動画を投稿するチャンネルの場合は、週4本を従来どおりの動画をアップしつつ、残りの3本は新しい試みの動画をアップしています。

例えば上記の腐女子向けのチャンネルの場合、彼らは題材となっている漫画のファンという以前に、腐女子というユーザー特性があります。そのため「腐女子あるある」など、別の切り口の動画を投稿してみたところ、その動画の再生数が伸びたので、少しずつ漫画とは関係ない腐女子向けの動画を増やしていきました。

そんな実験枠の中で、腐女子向けのショートアニメを投稿したところ、その動画が特に視聴数が伸びたので、その後は徐々にではありますがショートアニメ中心のチャンネルに変化していきました。

ショートアニメ中心のチャンネルに変化した頃には、漫画を中心に取り扱っていた頃よりも、チャンネル登録数は大幅に伸びていました。

■最後に

このようにYouTubeチャンネルは時期ごとにとる戦略が変わってくるものです。最終的には自身のチャンネルにファンがつくことが理想ですが、いきなり方向性を変えると既存のファンが離れてしまう可能性もあります。PDCAを回しながら徐々に強いチャンネルに育てていけると良いですね。この記事を読んだ上でまだ不明点などあれば、お気軽に弊社にご相談くださいませ。

記事を書いた人

Luaaz編集部

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