YouTubeアナリティクスの見方・アクセス分析の方法【2022最新】

YouTubeアナリティクスの見方・アクセス分析の方法【2022最新】

YouTubeチャンネルを伸ばしていく上で非常に重要なのは、正しく分析することです。現状を分析できていないと、正しい打ち手を見つけることができないのは、いわずもがなです。そこで今回はYouTubeを分析する上で重要なYouTubeのアナリティクスの見方について解説していきます。

●はじめに

YouTubeを分析する上で、理解おくべきことは、重要な項目についてです。YouTubeで動画を公開する目的は様々でしょうが、基本的には視聴数を伸ばすことで、自身の主張を広く伝えたり、宣伝したい商品を宣伝したい、というYouTuberが大半なのではないでしょうか。

YouTubeの視聴数を因数分解すると、

視聴数=(サムネイルの)インプレッション数×クリック率

になります。

サムネイルのインプレッション数、クリック率の2要素はともに重要ですが、特に大切なのは、インプレッション数を伸ばすことです。YouTubeを伸ばすということは、インプレッション数を伸ばすこと、と言い換えてもいいほどです。

YouTubeのアナリティクスを見ると、インプレッションの中には様々な内訳があるので、まずはインプレッションの内訳について解説していきます。

●インプレッションのトラフィックソースの内訳

・ブラウジング機能

ホーム画面や探索画面などのページからの流入の場合、このブラウジング機能からの流入とカウントされます。各ユーザーの「登録しているYouTubeチャンネルの動画一覧」ページもここに含まれます。YouTubeではホーム画面から動画へ流入するパターンが非常に多く、最も重要度の高いトラフィックソースだと言えるでしょう。

・チャンネル ページ

チャンネルページとは、自身の動画一覧ページなどから流入した場合はこの項目に該当します。また他のYouTubeチャンネルがコミュニティ機能の「投稿」機能を活用して、動画URLをシェアした場合、「登録しているYouTubeチャンネルの動画一覧」のページにその投稿が流れることがあります。この場合も、チャンネルページからの流入とカウントされます。

・キャンペーン カード

コンテンツ所有者のキャンペーン カードからのトラフィックです。

・終了画面

クリエイターの終了画面からのトラフィックです。

・YouTube ショート

YouTube ショートの縦長表示動画からのトラフィックです。なおショートはサムネイル画像のクリックなしで、前の動画から連続的にされることが一般的なため、インプレッション数=視聴数になるので、気をつけなければなりません。

・通知

チャンネル登録者が受信した通知やメールからのトラフィックです。通知はライブ配信がスタートした際などに、スマートフォンやPCに通知がいくことがあります。

・その他の YouTube 機能

他のどのカテゴリにも当てはまらない YouTube 内のトラフィックです。

・再生リスト

ユーザーは自身の公開した動画だけでなく、様々なクリエイターの動画の再生リストを作ることができます。例えば、「ドッキリ」など、同一企画の動画をユーザーにわかりやすくするために、再生リストとしてまとめることが可能です。

そして自分の動画の 1 つが含まれる再生リストからのトラフィックは、再生リストにカテゴライズされます。なおユーザーの「高く評価した動画」と「お気に入り」の再生リストからのトラフィックも含まれます。[リーチ] タブの「トラフィック ソース: 再生リスト」カードに、動画へのトラフィックにつながった再生リストが表示されます。

・関連動画

他の動画の横や他の動画が再生された後に表示される関連動画と、動画の説明内のリンクからのトラフィックです。[リーチ] タブの「トラフィック ソース: 関連動画」カードに、トラフィックにつながった特定の動画が表示されます。

・動画カード

他の動画のカードからのトラフィックです。

・YouTube 広告

動画が YouTube で広告として使用されている場合は、トラフィック ソースとして「YouTube 広告」が表示されます。10 秒以上の長さのスキップ可能な広告が 30 秒以上または最後まで視聴された場合に、視聴としてカウントされます。スキップ不可の広告は、YouTube アナリティクスでは視聴としてカウントされません。

・YouTube 検索

YouTube 検索結果からのトラフィックです。[リーチ] タブの「トラフィック ソース: YouTube 検索」カードに、特定の検索語句が表示されます。

・YouTube サービスのページ

YouTube サービスのページからのトラフィックです。

参照)https://support.google.com/youtube/answer/9314355

●インプレッション数を伸ばす方法

各トラフィックソースの定義を理解した上で、今後考えていくべきなのは、では各流入経路におけるインプレッションをどう増やしていくか、ということになります。

その中でまず最もアナリティクスで注目するべきは、ブラウジング機能です。理由は上記の通りYouTubeで最も流入が多いのはブラウジング機能からの流入であり、ここを伸ばすことこそがYouTubeをハックする上で重要になります。

そして関連動画も重要な指標です。皆さんの動画を再生されたあとには、皆さんの他の動画を再生されることも多く、このチャネルからの流入の多さは事実上、自チャンネル内での回遊率が高さを意味します。

ではどのようにすれば、ホーム画面上部など、露出の多いページに表示されるようになるのか。あるいは関連動画でも皆さんの動画をより多く表示してもらえるようになるのでしょうか。それはYouTubeのアルゴリズムに、「質の高いチャンネル」と認識してもらうことです。ではYouTubeにおける「質の高いチャンネル」とはどのようなチャンネルのことを指すのでしょうか。

●質の高いチャンネルとは

・定期投稿している

投稿頻度が高いほど急成長する可能性は高まりますが、動画の質の高さを判別しているのは、頻度ではなく、定期的かどうかです。毎日投稿なら毎日同じ時間に、毎週投稿なら毎週同じ時間に、投稿し続ける必要があります。

・サムネイル画像のクリック率が高い

サムネイル画像のクリック率も重要です。クリックされない動画はユーザーから求められていないと判断されてしまいます。

・視聴維持率が高い(≒動画の視聴時間が長い)

近年のYouTubeは動画視聴時間の長い動画をより評価する傾向にあります。そのためできるだけ、視聴維持できている、飽きさせない動画を作っていく必要があります。

・エンゲージメントが高い

高評価、低評価、コメント、共有など、ユーザーのアクションもアルゴリズムに影響を与えます。ユーザーの心を動かす動画は質の高い動画と認識されます。

・外部流入が多い

他のSNSからの流入などが多い場合も、質の高い動画と認識されます。特に運営初期は質の高い動画と認識してもらうための、大きなきっかけとなるでしょう。

●自身のチャンネルの現在地を確認する指標

あくまでも指針になりますが、ブラウジング機能と関連動画の全体割合が、70%を超えていると、一定レベルYouTubeから評価されていると言えるでしょう。そのためチャンネル運営初期は、まずは70%超えを目指すことになります。

ただしこれも数日で実現できる簡単なことではなく、おおよそ三ヶ月から半年程度はかかってしまうため、粘り強く定期投稿を続けるしかありません。

●質の高い動画をアナリティクスで分析する

YouTubeのインプレッション数は、二次関数的に、右肩上がりになるわけではありません。質が高くYouTubeが良い動画と認識した、要するにバズった動画が生まれるたびに、非連続的に、階段のように伸びていきます。

これは運営3ヶ月程度の初期チャンネルですが、インプレッション数が大きく伸びた動画のあとは、その後の動画全体のインプレッション数が伸びているのがわかるでしょうか。このように特に質の高い動画を定期的に公開することで、インプレッション数の最低値を徐々に底上げしていくようなイメージになります。

ですのでインプレッション数を大きく底上げしている動画がどのような内容だったのかを分析して、その動画の良かったエッセンスを他の動画に織り交ぜていけば、徐々にチャンネルは伸びていくといえるでしょう。

●動画ごとのデータの見方

ではどの動画が良い数字を残したのかを見るための方法を解説します。

まずはチャンネルアナリティクスのページにいき、リーチタブをクリックします。その後、トラフィックソースの種類という項目(円グラフや棒グラフがある箇所)の下部の「詳細」という文字をクリックします。

するとトラフィックソースごとのインプレッション数、クリック率、視聴回数などが見えてくるので、ページ左上の「動画」というタブをクリックすることで、動画ごとのデータを一覧化することが可能です。

加えて、「視聴回数」という文言の左側にある、青色の「+」ボタンをおせば、みたいデータを追加することが可能です。この段階では平均視聴時間しか見られないので、視聴維持率の項目や、チャンネル登録数などを追加することで、より質の高い動画はどれだったのかを、分析することが可能になります。

●クリック率の見方について

各動画ごとのクリック率は、上記の方法で見ることができます。ただし気をつけなければならないのは、インプレッション数が高ければ高いほど、自然とクリック率は下がっていきます。そのため、どの動画の企画やサムネイル画像が良かったかを分析するためには、基本的にインプレッション数が近い動画を比較しなければ、正しい判断ができません。

逆にいうとまだインプレッション数の少ない最初の30分~1時間の段階で、クリック率が引くい場合は、その後はどんどん数字は低下していきます。企画が悪いだけの可能性もありますが、サムネイル画像やタイトルがよくない可能性もあるので、試行錯誤してみてもいいかもしれません。

●最後に

以上がYouTubeのアナリティクスの見方になります。YouTubeを運営する上でアナリティクスは欠かせないツールです。日々チェックしながら、よりよい動画を公開していきましょう。もしまだ不明点などあれば、お気軽に弊社にご連絡くださいませ。

記事を書いた人

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