YouTubeを伸ばすために絶対外せない5つのポイント【2021年に成功したチャンネルと共に紹介】

YouTubeを伸ばすために絶対外せない5つのポイント【2021年に成功したチャンネルと共に紹介】

近年テレビや新聞といった従来型のメディアに取って代わるような形で急速に存在感を高めているオンライン上の多種多様なメディアですが、その中でも最も勢いのあるのがYoutubeといえるでしょう。

海外企業の日本向けマーケティングを手掛けるEdamame Japanの調査によると、日本国内のYoutube視聴者数は6000万人を超えており、世代や企業・個人を問わず、既に多くの人にとってYoutubeは日常の一部となっています。

(参考文献: Top Japanese Social Media Apps: Demographics of 7 Major Apps in 2020

https://edamamejapan.com/japanese-social-media/)

ただし、それに伴ってYoutubeチャンネルも非常に大量に存在しており、他チャンネルとの競争に負けず、自チャンネルの再生回数や登録者数を伸ばしていくにはある程度の工夫が必要になります。また、そのためには把握しておかなくてはならないYoutubeの仕様やアルゴリズムもいくつかあります。

●Youtubeから高評価されるためのポイント

Youtube上の動画で、もっとも多いのが”ブラウジング機能”と言われる、トップページやチャンネル画面経由の流入です。これはYoutubeが選定する”おすすめ動画”のようなものなので、この流入を増やすためには自チャンネルをYoutube側から良質なコンテンツを継続して配信しているチャンネルだと評価してもらうことが必要です。

Youtubeから高評価を受けるためのポイントとして、重要になってくるポイントは主に5つあります。

①定期投稿

いくら動画が面白くとも、投稿頻度が少ないチャンネルは視聴者にとって良いチャンネルだとは言えないため、ある程度の本数の動画を定期的に投稿することが必要です。テレビ番組のような感覚で、投稿曜日や時間帯は固定したほうが視聴されやすいとも言われています。

②視聴維持率

動画が再生されても、開始してすぐに視聴者が離脱してしまう動画は良質なコンテンツとは評価してもらえません。そのため、編集やテロップ、BGMなどを活用して視聴維持率を落とさないことが重要になります。例えば10分の動画であれば、40~50%程度を目指すのが一つの基準となります。

③エンゲージメント率

動画の視聴回数や視聴維持率だけではなく、その動画がどれだけユーザーからのリアクションを獲得できているかを表すエンゲージメント率も重要となってきます。その主要な二つがコメントと高評価で、動画内で演者から視聴者にこれらを促すのも効果的ですし、また動画についたコメントに返信を行ったり、次回の動画で取り上げたりなどと積極的に反応していくことでも、よりコメントがつきやすい動画にすることが出来ます。

④外部流入

Youtube内からの流入だけではなく、外部サイトからの流入を増やすのも動画の評価を高める上で行うことが出来る施策です。他のSNSプラットフォームとの連携(ただし、全く関係のない媒体で闇雲に再生回数だけを稼いでも、視聴維持率などその他の指標が下がってしまうと逆効果となるので注意が必要です)や、特に、カギとなるキーワードがある程度絞られる情報系のチャンネルであれば関連ワードをタイトルやハッシュタグで動画に記載することで検索からの流入も見込めます。

⑤サムネイルのクリック率

また、サムネイルのクリック率も動画の人気を測る指標となります。キャッチーな画像や目立ちやすいキーワードをサムネイルに含めることは効果がありますし、Youtube上で定番となっている王道企画の動画、あるいは現在進行形で話題になっているトレンドを扱った動画も視聴者の興味を引きやすい傾向にあります。

●2022年に伸びたチャンネル

ではここで実際に、今年に入って大きくチャンネル登録者数を伸ばした(伸び率が高かった)Youtubeチャンネルにはどのようなものがあるのか、紹介していきましょう。

①ISSEI / いっせい

https://www.youtube.com/channel/UC6QZ_ss3i_8qLV_RczPZBkw/videos

まず、一か月で90万人の登録者増という驚異的な数字を残し、既に総登録者数は100万人も突破、今非常に勢いに乗っているのがこちらのいっせいさんのチャンネルです。

彼はもともと知名度のある芸能人ではなく、かつ特殊な知識・ノウハウなどを活かした動画を公開しているわけでもありません。動画の企画力・構成や編集次第で、誰にでもチャンスがあるということを示しているチャンネルだと言えるでしょう。

こちらのチャンネルではとにかくインパクト重視、表情やリアクションなど含め全力投球、という動画が注目を集めています。

もともといっせいさんはTikTokでも人気で、クロスチャネルマーケティングの成果が実証されているケースでもあります。

特に参考にしたいのは、ベストと題して過去の話題になった自らの動画のまとめ・切り抜きのハイライト動画をアップし、かなりの再生回数を記録している点です。

自チャンネルの動画で過去にある程度話題を集めたコンテンツがある場合はそれらを再利用してまとめることで、動画撮影の手間を抑えつつ、人気があると判明している題材を取り扱った動画を作成することが出来ます。

②Naka-Dai 鏡音リンレン チャンネル

https://www.youtube.com/channel/UC2nL6u0y8vFI6NMHZVMCPzg

続いて紹介するのは、音声合成を用いたDTM(コンピュータ上での楽曲作成)ソフトのキャラクターである鏡音リン・レンを活用した作曲家のNaka-Daiさんのチャンネルです。

こちらは楽曲・キャラクターがメインの動画が多いですが、このようなタイプの動画作成にはある程度専門的な技術力のある人材が必要です。したがって、自社でこのような動画を用意することは難しいかもしれませんが、音楽系・キャラクター系のコンテンツはYoutube上でも人気のジャンルの一つなので、インフルエンサーマーケティングを活用するというのも一つの手です。

③けーさんとたろー

https://www.youtube.com/channel/UCXD5JFCn8eaGgj55nZLubcQ/

こちらのけーさんとたろーチャンネルでまず最初に目を引くのは、基本的に全ての動画がスマートフォン上での再生を意識した縦型の動画で、かつ30秒〜1分以内のショート動画であるという点です。

これはチャンネルのジャンルに関わらず参考に出来るポイントで、縦型動画は従来の横型動画と比べてスマートフォン上で再生される面積が広くなるため、画面をフルに活用できます。そして、ショート動画は単純に再生時間が短い分多く再生される傾向にあるのに加え、おすすめで同チャンネル内の動画が上がることも多く、自チャンネル内の他動画をユーザーに巡回してもらうことを促す効果も見込めます。

また、動画の企画内容としてはドッキリやイタズラといったYoutubeでは王道ともいえるもので、そこまで目新しさはないものの、オフィスで部下と上司がやり取りを行う、という通常であれば緊張感を連想させるような設定が、より面白さを増す効果を与えています。

特別な設備を用意していなくとも、企業チャンネルであればオフィス、そしてそこで働く社員を用意するのは容易なので、これは自社で動画を作成して社員を演者として登用するメリットの一つと言えるかもしれません。

④ギャンブラーズハウス

https://www.youtube.com/channel/UCbHVf7OWmfEt0EAQ4EbuVkw/featured

まだ投稿動画数が少ないながらも既に登録者数は3万人に迫り、人気を博しているのがこちらのギャンブラーズハウスチャンネルです。

こちらもYoutubeというプラットフォームが生まれる以前からテレビなどでも安定して人気の王道テーマで、いわゆるリアリティ番組という、ゲストが共同生活を行い、そこで生まれる人間ドラマを撮影する動画の投稿がメインです。

注目すべきは、このチャンネルではそこに新たにギャンブルという要素がかけあわされている点です。

王道の企画というのは人気がある分似たジャンルの動画も多く、他の動画に埋もれがちという欠点がありますが、このように王道テーマにもう一つ別の要素を加える、というやり方でより視聴者の目を引きやすくすることが出来ます

追加するべき要素としては、ギャンブルのようにある程度人気があるもう一つのジャンルというのも良いですし、あるいは意外性のあるユニークな要素で差別化を図るのも一つの手です。

⑤原田泳幸のビジネス チャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCdk17nH6jk74lAjUc2pMdlQ/

ここまではどちらかというと若年層向けに人気があるチャンネルを紹介してきましたが、現在ではYoutube視聴者の年齢層は幅広いものとなっているため、必ずしも若者受けの良い動画しか伸びない、というわけではありません。

例えばこちらの、アップルやベネッセなどで社長を務めた経験のある原田泳幸さんのチャンネルの様に、ビジネス系の動画も安定してYoutube上で人気のあるコンテンツの一つです。

特に直接経営者の話を聞くことが出来るようなチャンネルは比較的伸びやすい傾向にあります。普段は経営論などに関する話を経営者本人から直接聞くことが出来る機会は限られていますし、同じ内容でもやはりある程度実績のある人が話している方が信憑性があると判断されやすいからです。

かけられる時間との兼ね合いではありますが、企業チャンネルであれば、経営者自らがYoutubeチャンネルの演者となるというのも一つのアイディアかもしれません。

●まとめ

Youtubeを伸ばす上で重要となるのは、まず第一に動画の定期的な動画投稿、Youtubeの仕様とアルゴリズムの把握といった基本的な要素を押さえることです。そして、王道の企画テーマについて知った上でそこにさらにトレンドやユニークさなどプラスアルファの要素を加えることが出来れば”動画が伸びる”可能性はさらに高まります。

もし何かYouTube運営に関する不明点や、専門家に尋ねてみたい点などあれば、YouTubeチャンネルの制作を行っている弊社、株式会社Luaazにお気軽にご相談くださいませ。

記事を書いた人

Luaaz編集部

YouTubeチャンネルのご相談 受付中

独自の分析力と企画力で、YouTubeチャンネル成長をトータルサポートいたします。

お問い合わせはこちら

YouTubeチャンネルのご相談 受付中