YouTubeのインプレッションを増やすには?

YouTubeのインプレッションを増やすには?

YouTubeへの動画投稿を初めて最初に立ちはだかる壁はインプレッション数の少なさです。初期はどうしてもYouTube内での露出が少なく、面白い動画を投稿しているつもりでも、どうしても視聴回数に繋がりません。そこで今回はYouTube内のインプレッションを増やす方法について、YouTubeコンサルを行っている株式会社Luaazの見解を用いて解説させていただきます。

■初期段階での基本戦略

1,基本戦略とYouTubeのアルゴリズムとは

まずインプレッションを伸ばす上で重要なのは、YouTubeのアルゴリズムに「人気な動画」として認知してもらうことです。

YouTubeには独自のアルゴリズムがあり、このアルゴリズムにのっとって、様々な人気動画を、ユーザーの多くの目に触れるようなトップページなどに動画が表示しています。

YouTubeのアルゴリズムに「人気な動画」として認知されていると、様々な場所に動画を表示してもらえます。一方で認知されていない状態だと、関連動画などで表示されないので、新しい視聴者の目にふれることがありません。結果的にチャンネル登録数も増えず、視聴数も増えません。

そのため何よりも重要なのはアルゴリズムに認知してもらうことです。

2,知っておくべき「ブラウジング機能」「関連動画」に関して

アルゴリズムに認知してもらうためにまず必要な知識があります。

皆さんのYoutubeのアナリティクスをご覧ください。リーチという項目の中に、トラフィックソースのグラフがありますよね。トラフィックソースとは、皆さんの動画にたどり着くまでの経路を指します。この中の「ブラウジング機能」と「関連動画」が重要になります。

まず「ブラウジング機能」とは、トップページやホーム画面、登録しているチャンネルの動画一覧などからの流入を指します。

次に「関連動画」とは「チャンネル内に滞在する維持率」を意味します。というのも皆さんの動画ページにおける関連動画から、皆さんの動画を再び再生した場合、「関連動画」からの流入にカウントされるからです。もちろん他のチャンネルにおける動画から遷移してきた場合も「関連動画」にカウントされるのですが、同じチャンネル内の遷移の方が多いので、実質的には「チャンネル内に滞在する維持率」を意味します。

3.既にアルゴリズムに認知されているか見分ける方法

「ブラウジング機能」と「関連動画」を足した割合が70%を超えているかどうかかが一つの指針になります。

なお運営初期の場合は、「ブラウジング機能」に比べて「関連動画」の割合が少なくても問題ありません。自分のチャンネルを立ち上げたばかりでコンテンツ数が少ないので「関連動画」の割合が低いのは当たり前です。年数を重ねて投稿本数が増えてストックされてると、「関連動画」の割合はおのずと高くなっていきます。

例えば、某人気少年漫画の解説をしているチャンネルの月間インプレッションは1.4億回あり、月間視聴回数が588万回あるのですが、このチャンネルにおけるトラフィックソースの「ブラウジング機能」と「関連動画」の合計が70%も超えてますよね。

ただこのような大手チャンネルにも、インプレッションが少なかった時期はありました。その頃の大体はYouTube検索やチャンネルページからの流入が大半でした。

4,アルゴリズム認知までの一般的な期間とは

およそ3ヶ月から半年と言われています。

では具体的なデータを見ていきましょう。

例えばアニメファン向けチャンネルの最初の2月半頃の、2020年1月のアナリティクスを見ると、まだ「YouTube検索」が55%ぐらいありますね。逆に「ブラウジング機能」と「関連動画」の合計は13%ほどしかありません。そのためインプレッション数も5.6万と少ない数字になっています。

ただ翌月の2月には「ブラウジング機能」と「関連動画」の合計が57%を超えています。加えてインプレッション数も見てみると、5万6千から28万6千までぐっと増えています。

その翌月の2020年3月を見ると、前月比およそ10倍の239万インプレッションになっており、「ブラウジング機能」と「関連動画」が一気に伸びて全体の70%を超えました。

このようにアルゴリズムに認知されると、「ブラウジング機能」と「関連動画」で表示される回数が増えて、インプレッションが増えます。そのためまずアルゴリズムに良いチャンネルだと認知されているのが重要です。

■具体的なアクション

1,定期投稿を習慣化

人気のチャンネルは定期的に動画を投稿していますよね。

もちろんストイックに毎日やることができれば理想ですが、定期投稿が重要であり、毎日投稿が重要というわけではありません。

例えば半年で登録者数が30万人に達したあるチャンネルでは、毎週1本のみしか投稿していません。ただし毎週土曜日の18時に必ず動画をチャンネル上に上げるというルールがあります。すると問題なくインプレッションは上がっていきました。頻度ではなく定期投稿が重要です。

2,外部流入を増やす

YouTube以外のSNSで多くのフォロワーを抱えていると、アルゴリズムに認知されやすくなります。

例えばInstagramのフォロワーが8万人いるとあるインフルエンサーを起用したYouTubeチャンネルの場合、アルゴリズム認知がはやく、最初の1週間ではYouTube検索と外部が中心で合計1.8万インプレッションしかありませんでした。ただし翌週を見てみると「ブラウジング機能」からの流入が40%を超え、合計58万インプレッションに到達しました。

ですので外部流入も非常に重要になります。

3,動画視聴時間を伸ばす

YouTube側では、実は再生回数よりも視聴時間を重要視しています。そのためサムネイル画像はインパクトあるものの、動画そのものの質が低く、視聴時間が短いような動画やチャンネルだと、YouTube側からの評価は下がってしまいます。結果、インプレッションも伸びない結果になります。

そのためできるだけ視聴者を飽きさせない企画や構成を意識して、長く見てもらえる動画を作っていく必要があります。

あくまで一つの基準ですが、視聴維持率が30%を切っている動画は、視聴時間の短い動画とされています。逆に50%を超えている動画は視聴時間の長い動画と言えるでしょう。

4,動画に反応してもらう

高評価ボタンや低評価ボタンのクリック、コメント、共有、何でも構いません。動画に対する反応してもらうことが重要です。

どの反応であれ、YouTube側は「1エンゲージメント」としてカウントしており、このエンゲージメント数が増えれば増えるほど、良いチャンネルとしてアルゴリズムに認知され、インプレッション数が伸びていく仕組みになっています。

■最後に

以上がYouTubeのアルゴリズムにに認知してもらい、インプレッションを伸ばす方法です。もしみなさんのチャンネルが伸び悩んでいるようでしたら、上記の方法を試してみてください。それでもまだ不明点などあれば、お気軽に弊社にご相談くださいませ。

記事を書いた人

Luaaz編集部

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