YouTubeに関わる会社、会社のYouTubeチャンネルまとめ

YouTubeに関わる会社、会社のYouTubeチャンネルまとめ

YouTubeに関連するビジネスは多岐多様です。結果としてそれらに関わる会社は日本中、多数存在することになっており、どの会社が具体的に何をしているのかは非常にわかりにくくなっています。そこで今回は、YouTube関連ではどのようなビジネスが存在しており、各企業がどのように関わっているのか、そして様々な会社のチャンネルについて解説していきます。

●GoogleとYouTube

まずYouTubeはGoogle社が運営しているサービスになります。GoogleはYouTube上に独自のアルゴリズムで、ユーザーと親和性の高い広告を表示する機能をつけることで、出稿している企業側から広告収入を得ています。そして配分は公開されておりませんが、その広告収入の一部を、動画を投稿しているクリエイターに分配しています。

またマネタイズのポイントは、クライアント側からの広告収入だけでなく、ユーザー側にもあります。例えばライブ配信中の投げ銭機能、またチャンネルごとに「メンバー」という視聴者が特定のチャンネルに月額料金を払うことにより、クリエイターを応援する機能も作っています。クリエイターは応援してもらったお礼に、メンバー限定で何かしらのコンテンツを配信することが可能です。このようにユーザー側から得た収益は、一部はクリエイターに支払われますが、Google側も手数料として受け取ることで、一つのマネタイズポイントとしています。

●自社チャンネル運営

さて本家のGoogle側の基本的なビジネスモデルを解説したところで、周辺のビジネスや企業について解説していきます。

YouTube関連のビジネスで最もわかりやすいのが、チャンネルを運営することでしょう。YouTuberという言葉が世界中に定着してもう日が立っていますが、読者の皆さんのイメージ通り、これらは企業ではなく一個人を指す場合が多いことが実態です。

YouTuberがチャンネルを運営する場合、YouTubeから得られる広告収入を目的としていることが主になります。あるいはGoogleを介さず、企業と直接やり取りをして商材を宣伝する所謂「企業案件」と呼ばれるような動画を作成して公開することで、企業から広告収入を得る場合もあります。

しかしながら個人だけでなく、企業がYouTuberのチャンネル運営を行う事例も近年増えてきています。企業がYouTubeを運営する場合も、広告収入を目的することもあるでしょう。

ただ企業の商材を宣伝する一つのマーケティングチャンネルとして捉えている場合もありますし、企業名を多く認知してもらうことで採用に生かす目的なども一定あるでしょう。

例えば、 株式会社クラシコムは「北欧、暮らしの道具店」というチャンネルを運営しています。この企業はYouTubeチャンネルと同様のECサイトを運営しており、主に家具雑貨などを販売しています。このチャンネルでは、ドラマなどを定期的に公開しています。中でも人気なのは「青葉家のテーブル」というドラマです。これは母親と13歳の息子の二人、そして若いカップルの二人の合計4人が同じ家で暮らす、一風変わった家族の心温まるストーリーです。このドラマ内では度々、食事を作り、食卓を共にするシーンが流れるのですが、そこに出てくるお皿、料理道具、テーブルや椅子などの家具にいたるまですべて自社の商品が使われているという非常に作り込まれた広告ドラマになっています。

●YouTubeチャンネル運営コンサル

さて「北欧、暮らしの道具店」のような、クオリティの高いチャンネルを簡単に運営できれば、どこの企業も喜んでYouTube運用を開始するのでしょうが、これは決して簡単ではありません。YouTubeは新しい動画プラットフォームであり、この中で人気を博するノウハウは誰しもが知っているわけではありません。

そこで弊社Luaazのような、チャンネル運営の企画面や分析面でサポートするをコンサル会社が存在しています。弊社の場合は厳密にはZ世代向けのマーケティングを全般的に支援しており、TikTokなど他のSNSの運用をお手伝いする場合もあります。ただ実質的には、YouTubeチャンネルの戦略検討、動画の企画立案、撮影、編集、分析など、運用していく上で必要な業務を一気通貫でサポートすることが多いですね。

●広告代理店

広告代理店などもYouTube関連ビジネスには以前より参入しています。例えばGoogle側が提供しているシステムを利用して、多数の動画に企業の広告を表示する業務の代行や、戦略を立案することで、企業のマーケティングを支援しています。

あるいはYouTubeのクリエイター、もしくはクリエイターをマネジメントしている会社と接点を持ち、企業の宣伝に適した動画を作成、公開するところの橋渡し役になることもあるでしょう。代理店の規模感次第ですが、大手になるとこのようなYouTube上での広告出稿を、その他、テレビ、雑誌、インターネット広告などとあわせて大きな絵を書いて、企業のマーケティングをサポートしています。

●マネジメント会社

YouTuberはある一定以上の人気を博するようになると、ファン対応、企業案件に検討推進、イベント出演、グッズ制作、経理作業など、本来の面白い動画を作るという業務以外の部分に忙殺されてしまうことも少なくありません。そこでマネジメント会社は、YouTuberが得る収益の一部を手数料としてもらうことで、様々なサブ的な業務をお手伝いすることがあります。要するにYouTuberのマネージャー係ですね。これは所謂、芸能人などが所属する芸能事務所が同様の業務を行うこともあります。YouTubeのマネジメント会社でいうと、人気YouTuber「HIKAKIN」さんなども所属するUUUM株式会社などが有名かもしれませんね。

●キャスティング会社

マネジメント会社と混同されがちですが、キャスティングに特化した会社もあります。これらの会社は、個人のYouTuberだけでなく、YouTubeのマネジメント会社、芸能事務所などと広く繋がり、企業や広告代理店などが制作しようとしている宣伝動画などのキャスティングや、複数のマイクロインフルエンサーに商材を宣伝してもらうための橋渡し役などを務める場合もあります。

●Luaazの強み

さてYouTubeに関連する会社を一通り解説した上で、Luaazの強みの部分は、クリエイターと直接繋がっており、クリエイターや彼らと協働する作家陣と共に動画を制作できる部分です。例えば既存のYouTubeチャンネルにある商材を宣伝する動画を公開する場合、最大、広告代理店、キャスティング会社、マネジメント会社、など多くもの関連企業を挟んで動画を作っていくことも多く、企業の要望通りの内容から少しズレてしまうことも少なくありません。ただ弊社の場合は、クリエイターに近しい存在である作家陣を交えて、企業の皆さんと共に面白さと宣伝効果を追求可能な体制を作り上げています。

あるいはチャンネルを新設する場合にも、YouTubeチャンネルの開設・企画・キャスティング・撮影・運用までのサポートをトータルに提供し、独自の分析力と企画力で本当に力をもったチャンネルを構築してきた実績もあります。

●YouTubeを運営している会社

それでは次に、YouTubeの運営にチャレンジしている会社を紹介していきます。

・登録者が1000人以上の会社のチャンネル

・ 共立食品株式会社

https://service.aainc.co.jp/product/letrostudio/article/youtube-companyexample

共立食品株式会社は、ナッツ類やフルーツ類のスナックからホームメイドクッキングの材料を提供する企業です。現在のチャンネル登録者数は2810人で、この企業のYouTubeチャンネルは、1分から3分ほどの短い時間で簡単に視聴できる動画がメインです。テンポが良く、無駄な場面がない動画なので、ストレスを感じることなく動画を楽しめます。内容としては、手作りでお菓子を作るというもので、この動画を見るだけでオシャレなお菓子のレシピがわかる!と人気がではじめています。

・株式会社ロフト

https://www.youtube.com/channel/UCpWBmoDy2PzxJfFin2CunaA/videos

続いて紹介するのは、株式会社ロフトのYouTubeチャンネルです。株式会社ロフトは、生活雑貨を取り扱うお店で、現在のチャンネル登録者は3750人となっています。
動画の内容は、自社で販売している商品の紹介や、行われるイベントの詳細情報です。商品の紹介動画では、使い方の具体例を交えながら簡潔に短い動画時間で魅力を伝えています。サムネイルは、シンプルなテイストのものをほとんどの動画で使用しており、統一感があるので視聴欲をくすぐられます。

・登録者が5000人以上の会社のチャンネル

・日本ハム株式会社

https://www.youtube.com/user/NipponhamGroup/videos

このチャンネルは、日本ハム株式会社が運営する、「NipponhamGroup」チャンネルで、現在の登録者数は6360人です。
日本ハム株式会社は、食肉をはじめ、加工食品、水産品、乳製品、天然系調味料など、食に関するあらゆる分野の商品の販売を行っている会社です。動画の内容は、食品の栄養に関する解説動画から、スポンサーを務める日本ハムファイターズの監督である新庄氏を招いて、自社の商品を紹介してもらう動画など多岐に渡っています。

・チャンネル登録者が1万人以上の会社のチャンネル

・株式会社キタムラ

https://www.youtube.com/user/kitamurablog

このチャンネルは、株式会社キタムラが運営する、「カメラのキタムラ」チャンネルで、現在の登録者数は約30300人です。
カメラのキタムラでは、デジカメや一眼レフをはじめ、年賀状印刷や証明写真まで、写真に関することならなんでも取り扱っています。動画の内容は、1ヶ月の商品の売れ筋ランキングや、実際に流れているカメラのキタムラのCMの紹介などです。その中で特に人気を集めているのが、カメラの紹介動画で、専門的な知識を持った方が紹介を行っているので見ていて参考になると話題になっています。

・チャンネル登録者が10万人以上の会社のチャンネル

・東京ディズニーリゾート

https://www.youtube.com/user/TDRofficialchannel/videos

このチャンネルは、東京ディズニーリゾートが運営している「東京ディズニーリゾート公式/TokyoDisneyResortOfficial」チャンネルです。東京ディズニーリゾートは、ディズニーをモチーフにしたアミューズメントパークで幅広い層からの人気を集めています。

動画の内容は、東京ディズニーリゾートが制作したCMの動画であったり、イベントの紹介がメインです。
一つ一つの動画のクオリティが高く、東京ディズニーリゾートの世界観を壊さないように丁寧に動画制作が行われていることがチャンネルが人気のポイントかもしれません。

・Apple

https://www.youtube.com/c/AppleJapan/videos

続いて紹介するのは、Appleが運営している「Apple Japan」チャンネルです。Appleは、iphoneやiPadなどのIT機器を専門に扱っている、業界最大手の会社です。

投稿されている動画は、自社で制作したCMの紹介や自社製品の困った点をサポートする動画など様々なジャンルに渡ります。
特に新商品の紹介動画が人気を集めていて、話題の商品の説明をIT機器を専門に扱っている会社らしいスタイリッシュな動画で作成されており、楽しんで視聴できる点がチャンネルの人気を支えています。

・サンリオ

https://www.youtube.com/user/sanriojapan/videos

このチャンネルは、株式会社サンリオが運営している「サンリオ」チャンネルです。サンリオは、ハローキティをはじめとする可愛らしいキャラクターを展開して人気を集めています。

投稿されている動画は、自社の可愛らしいキャラクターを使った新商品の説明動画や、新キャラクターの紹介の動画などです。アニメなども配信されており、高い人気を集めています。

可愛らしいキャラクターを売りにしていることを考慮して、動画だけでなく、YouTubeチャンネルのヘッダーやアイコンも世界観を崩さないファンシーなものにしているなど、細かいところまで作り込まれています。

・マクドナルド

https://www.youtube.com/user/whatsupmcdonalds/videos?view=0&sort=p&flow=grid

こちらのチャンネルは、日本マクドナルドが運営する「マクドナルド公式(McDonald’s)」チャンネルです。日本マクドナルドは、ハンバーガーを主に販売するファストフード店で、手軽な値段で素早く食べられると人気のお店です。

投稿されている動画の内容は、テレビで放映されているCMや、「ハッピーセット」を注文した際におまけでついてくるおもちゃの紹介動画が主なコンテンツです。

マクドナルドでの勤務を考えている方へ向けた職場の紹介を兼ねたインタビュー動画なども公開されており、商品を購入してくれる方だけではなく、働き手の方への情報発信も行っています。

様々なターゲットにYouTubeチャンネル一つでリーチしている点が人気の一因でしょう。

・チャンネル登録者が50万人以上の会社のチャンネル

・ The First Take

https://www.youtube.com/channel/UC9zY_E8mcAo_Oq772LEZq8Q

これはYouTube内でも珍しい、単一企画で世界観を統一して人気を獲得したチャンネルになります。有名歌手が一発どりで人気曲を収録しているところを撮影して公開しているだけなのですが、白背景の独特な雰囲気、一発取り特有の生々しさを、4K・HD対応の高画質でかつハイレゾ対応の高音質で配信することで、一気に視聴者を引き込むことに成功しています。

投稿されたほとんどの動画が何百万回再生されていますが、その中で最多の1.8億回再生を記録しているのが「DISH//」の「猫」です。こちらは2017年に発表された「DISH//」の10枚目のシングル『僕たちがやりました』のカップリング曲として集録されたものでしたが、彼らのライブや楽曲を提供したあいみょんさんがセルフカバーするなど徐々に知名度を高め、2020年3月にボーカルの北村匠海さんがThe First Takeで「猫」を披露。すると一躍若者を中心に話題となり、10月には本曲をドラマ化した「猫」がテレビ東京系列で放送、年末には日本レコード大賞「優秀作品賞」を受賞し、翌2021年のNHK紅白歌合戦でも歌唱されるなど、楽曲発表から数年後にこのチャンネルがきっかけとなって社会現象を巻き起こしました。

・モンスト(モンスターストライク)公式

https://www.youtube.com/user/monsterstrikepr

次に紹介するのが株式会社ミクシィが運営しているソーシャルゲーム「モンスターストライク」の公式YouTubeチャンネル「モンスト(モンスターストライク)公式 」です。

モンスターストライクでは、犬夜叉、 うる星やつらなど一世代前のアニメから、呪術廻戦や僕のヒーローアカデミアなど多くの人気の他作品とのコラボを行っていて、ゲーム自体の人気に加えて大きな反響を呼んでいます。

そのコラボに関する発表は主に「モンストニュース」というチャンネル内の動画で行っており、コラボする作品がとても有名な作品なので動画での発表が大きな話題になります。そのため、本来は企業のPRに近い動画が100万回近く再生されることもあります。

自社の人気ゲームを活かしたお見事なチャンネル運用ですね。

・大京警備保障のおじさんが可愛いを目指すチャンネル

https://youtube.com/c/%E5%A4%A7%E4%BA%AC%E8%AD%A6%E5%82%99%E4%BF%9D%E9%9A%9C%E3%81%A6%E3%82%83

最後に紹介するのは「大京警備保障株式会社」という警備会社が運営する「大京警備保障のおじさんが可愛いを目指すチャンネル」です。

動画の内容は警備会社のイメージとはかけ離れたものになっています。社長や部長のような、TikTokなど最近のトレンドに疎そうな人に、若者の流行りををやってもらい、それを動画にすることで若者からの興味を集め、チャンネルの人気を集めています。若者のトレンドをおじさんが戸惑いながらも楽しんでいる様子を見せることで、若者からの会社のイメージアップに成功し、採用などに活用することができます。会社の業務などを直接宣伝しているわけではないですが、これも新しい企業チャンネル活用の成功例ですね。

●まとめ

以上がYouTubeに携わる会社、YouTubeチャンネルを運営している会社のまとめでした。この記事を読んでも、もしYouTubeでお困りのことがございましたら、YouTubeチャンネルの制作やYoutuberのマネジメントを行っている弊社に是非、ご相談くださいませ。

記事を書いた人

Luaaz編集部

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