BtoB企業でYouTubeを活用すべき理由・活用方法や事例について

BtoB企業でYouTubeを活用すべき理由・活用方法や事例について

昨今の社会においてYouTubeは欠かせないものになりました。それは個人だけでなく、BtoB企業も同様で、YouTubeを活用して自社を宣伝する機会が増えてきています。

「BtoB」とは「Business to Business」の略で、メーカーとサプライヤー、卸売業者と小売業者、元請け業者と下請け業者など、企業間で行われる取引のことです。なぜ、このBtoB企業においてYouTubeを活用することが有効なのかについて、解説していきます。

▼BtoBでYouTubeを活用すべき理由

①テキストより趣旨をわかりやすく伝えられる

テキスト上で資料や商品説明をされても、受け取る側の想像力によってどれだけ趣旨が伝わるのかが変ってきます。一方でYouTubeは映像、音声、字幕、編集など情報を伝える上で助けになるものが揃っています。直接出向く営業とは異なり、お客様と直接のやり取りはできませんが、一方的に説明することにおいてはYouTubeはとても効果的です。

②参入ハードルが低い

YouTubeはGoogleアカウントさえあれば誰でもチャンネルを開設でき、始めようと思えば今すぐにチャンネルを開設することが可能です。それでいて機能も多彩で、似たようなジャンルの動画を一つの「再生リスト」としてパッケージ化することや、短い時間で視聴者の興味を惹かせる「ショート動画」など、目的さえ決めてしまえば、いかようにも活用することができます。

▼BtoBでの動画活用法とメリット

①商談で動画活用

商談においても、YouTubeに掲載した動画を活用することで企業や商材についての興味喚起・理解促進を図ることができます。通常の営業であれば、営業に行く人によって説明する際に上手い下手が出てきてしまいます。一方であらかじめYouTubeに商談に使える動画をアップしておけば、それを先方に見てもらうことが可能になるので、最低限のクオリティは担保されます。

②サイトで動画活用

WebサイトにYouTubeにアップした動画を埋め込むことで、ユーザーの興味や理解を促せると同時に、滞在時間やコンバージョン率の向上が見込めます。またYouTubeの動画で自社の製品やサービスを紹介し、その詳細が載っているWebサイトのページなどを概要欄に貼ることで、流入もスムーズになります。

③ウェビナーで動画活用

コロナ禍においてオンラインでのセミナー、通称「ウェビナー」が増えたかと思います。本来であればリアルタイムで参加することがベストですが、スケジュールの都合で参加できないケースもあるでしょう。そうした際に、その模様をYouTubeにアップすることで、参加できなかった方にも動画を見てもらうことが可能となり、機会損失を大きく減らせます。

閉鎖的に行っているものであれば、「限定公開」として該当者にリンクを送ることで、対象者のみがその動画を視聴することが可能です。

④メールで動画活用

BtoBマーケティングにおいては、メールでのリードナーチャリング(獲得した見込み顧客(リード)の購入意欲を高め、将来的な受注につなげていくマーケティング方法)も行われているケースがあります。この際に、メール内にYouTubeのリンクを入れたり、動画を挿入したりすることで、コンバージョン率やクリック率、ホームページへの流入数の向上を図ることができます。

▼BtoB企業がYouTubeチャンネルを運用する際に気をつけるべきこと

①YouTubeチャンネルの目的を明確に

大事なのはチャンネルの目的を明確にすることです。一つひとつの動画に意図があり、再生リストなどを使用して系列の動画はカテゴリー化するなど、視聴者が目的別に動画を見やすくするための工夫も大事です。

②一貫したブランディング

YouTubeにおいては一貫性が大事だといわれています。毎回、サムネイルが違ったり、編集方法が違ったりすると視聴者は違和感を感じてしまいます。視聴者にとって見やすい動画を制作しなければ、視聴者数の増加は見込めないので、チャンネル全体で統一感を出すことが重要です。

③更新頻度を落とさない

特に企業が運営するYouTubeチャンネルであれば、更新頻度を維持することは難しいです。しかし、情報をアップロードし続けることが重要で、視聴者に「定期的に動画を更新している」と判断されると、チャンネル登録者の増加にも繋がります。

▼BtoB企業のYouTube活用事例3選

・株式会社マネーフォワード

こちらは個人向け・法人向けに金融系のウェブサービスを提供している株式会社マネーフォワードが運営しているYouTubeチャンネルで、画像はスポンサーを務めるJ1横浜F・マリノスの選手たちにお金の使い方を教えるという企画です。

動画の中では選手たちに講義スタイルでお金の使い方を教えていますが、視聴者も間接的に講義を受けている形となります。とても見やすいスタイルで自社のサービスを紹介している良い例で、本来は遠い場所にいるはずのサッカー好きな人たちを自分たちの顧客に取り入れられる可能性が膨らみます。

幅広い層に対して、わかりやすく、自社のサービスを有効的に紹介できている良い例ではないでしょうか。

・サイボウズ株式会社

https://www.youtube.com/user/cybozuoffice

クラウドベースのグループウェアや業務改善サービスを展開するサイボウズ株式会社が運営するこちらのチャンネルは、YouTube利用の目的を明確にしています。またサムネイルも統一感のあるものにするなど、視聴者に対してわかりやすさを提供しています。

このチャンネルを通じて伝えたい目的は「導入していただいた会社に対するアフターケア」、「これから導入いただく会社に対する検討情報の提供」です。導入した企業に対してサービス機能の使い方の解説はとても参考になります。

・MIRAI-LABO株式会社

https://www.youtube.com/channel/UClmM1ota5-amRlDjYAcqk8g/featured

「常識を覆す省エネ技術」を提供するMIRAI-LABO株式会社のYouTubeチャンネルです。製品紹介動画や導入事例、専門用語の解説動画等、実際に話を聞いてみないと分からない情報をアップしており、非常に参考になると大好評です。

展示会の風景を動画にアップすることで、当日に行きたかったけど参加できなかった方々に対しての訴求もできますし、広告として次回以降の来場者促進にもつなげています。

▼最後に

以上がBtoBの企業がYouTubeチャンネルを活用すべき理由とその実例でした。昨今ではほとんどの人が目にするようになったYouTubeは、便利な上に扱い方もシンプルなため、視聴するのも、チャンネルを始めることもハードルがかなり低いです。これらをうまく活用することができれば、会社の売り上げ向上が見込めます。もしYouTubeの運営に関して迷っていることがあれば、YouTubeの開設から運用まで行っている株式会社Luaazにご相談ください。

記事を書いた人

Luaaz編集部

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