YouTube法人アカウント運用で気をつけるポイントは?これだけは押さえておきたい3つのポイントと事例紹介

YouTube法人アカウント運用で気をつけるポイントは?これだけは押さえておきたい3つのポイントと事例紹介

YouTubeは情報発信のプラットフォームとして近年注目を集めており、個人、法人問わず、動画を公開するクリエイターは年々増えているようです。では具体的に法人のアカウントはどのようなチャンネルがあるのでしょうか。また法人アカウントを運営する上で気をつけるべきポイントなどはあるのでしょうか。

●法人アカウントで気をつけるべき人選に関して

①芸能人を起用する場合

法人チャンネルの中には、芸能人に出演してもらい成功を収めているケースも多くあります。芸能人に出演してもらうことで大きな注目を集めることができます。しかし、有名な芸能人に出演してもらうことでYouTubeの成功が確約されているわけではありません。また、企業の規模によってYouTubeにかけられる予算が変わってくるため、希望する芸能人を起用することが難しい場合もあります。

YouTubeで成功するためには親しみやすさが大切になります。有名な芸能人を起用してもあまり再生回数が回らないこともあるのは、視聴者にとって親近感がわかないことも原因の1つです。芸能人やインフルエンサーを出演にしてもらいたいと考えた場合、企業と親和性の高い人など視聴者にとって親しみやすい人を起用することがおすすめです。

②YouTuberを起用する場合

あるいはYouTubeで大物を起用する場合、芸能人でなく、YouTuberを活用するという選択肢もありますが、これも単純な話ではありません。

確かにYouTuberはYouTube上で既に人気のタレントですので、親和性は高そうに見えます。ただし、ただYouTuberを法人チャンネルで起用して、商品の宣伝ばかりや、普通のYouTubeっぽい企画の動画を作っているだけだと、失敗に終わることも多いです。

まず宣伝ばかりの動画は普通にどんな人を起用しても失敗に終わる可能性が高いです。というのも、基本的にYouTubeでは宣伝がメインで視聴時間が伸びないような動画だと、いくら有名人を起用しても、YouTube内で全く拡散されないので、動画もチャンネルも全く伸びません。外部のSNSからの流入を期待しても意外に、外部流入からの流入のインパクトは小さく、チャンネルの成長しにくいのです。

ですので基本的に法人チャンネルとはいえ、商品の宣伝は二の次で、企画としての面白さが問われることになります。

とはいえYouTuberを起用して、YouTubeで人気の企画を普通に真似するだけでは上手くいかないことが多々あります。

というのもYouTuberは言わずもがな、自身のチャンネルを持っています。ですので、普通の企画をするだけでは、法人チャンネルの分だけ制約条件などもあるため、どう頑張ってもオリジナルのチャンネルの劣化版コピーにしかなりかねません。

そのためその企業のもつリソースと、YouTuberの特性を上手く掛け合わせる必要があるかもしれません。正直なところ、これが意外と難しく、成功事例はそう多くないのが実態です。

法人アカウントに有名な芸能人に出演を依頼するのではなく、YouTuberを活用する方法もあります。同じYouTubeというプラットフォームで活躍している人気YouTuberに出演してもらうことは親和性が高いと思うかもしれません。しかし、人気YouTuberを起用しても失敗に終わるケースも多いです。理由としては2つあります。

YouTubeで人気がある演者を起用しても、宣伝色の濃い動画なら視聴数はついてきません。YouTubeにはテレビのような露骨な宣伝を受け入れる文化が希薄です。

また法人チャンネルは個人チャンネルに比べると様々な制約条件があることが多く、その制約がYouTuberの個性を殺すことは多々あります。結果、個人チャンネルより面白さが弱いだけのチャンネルになり、「ならYouTuber側のチャンネルの動画だけ見ればいいや」と、視聴者が離れることに繋がりかねません。

それならYouTubeと親和性の高そうな芸能人や、まだYouTubeをはじめていないTikTokerのほうがせめて、他のYouTubeチャンネルでは見られないという希少性があるので、まだ良いかもしれません。

③社員を起用する場合

法人アカウントでは芸能人やYouTuberを起用している印象を持つ方も多くいるかもしれません。しかし、実際の成功例として多いのは、社員を起用しているパターンです。YouTubeを開設してすぐに集客力のあるチャンネルにするのは難しく、実際にマーケティング効果が出てくるまで時間がかかり、それに応じて赤字の時期が続きます。

それならいっそYouTubeに予算をあまりかけられない企業の場合、コストを抑えるという面でも社員に出演してもらうことが得策です。

YouTubeは影響力がなくても、動画の内容が面白ければ、チャンネル登録者数が増え、応援してもらうことができるプラットフォームです。そのため、有名なYouTuberや芸能人をキャスティングしなくても人気チャンネルになる可能性はあります。

●法人チャンネル事例

・車のリフォーム専門店ウエラ名古屋

https://www.youtube.com/user/wellanagoya/featured

1972年創業、愛知県名古屋市のカーディテイリング事業、住宅リフォーム事業を手がけているウエラ名古屋のチャンネルです。

(※2022年2月28日段階)でチャンネル登録者数は1.21万で、総視聴回数が522万回となっています。

最も再生されているものが「山﨑武司のスカイライン「ケンメリ」をレストア。カーコティングで新車の輝き。 【でらスゲエ 第一弾】」(https://www.youtube.com/watch?v=nDdicA6Qzmg&t=316s

で、123万回再生されています。中日ドラゴンズや楽天イーグルスなどで活躍した元プロ野球選手の山崎武司さんからの依頼。愛車の「ケンメリ」をコーティングした動画になります。

YouTube運用を正しく行うことで、地方にある企業でもYouTubeで成果を収めることができます。

・listory【リストーリー】 – YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCvKGIuuEvZIcCQwd7DjE4lg/featured

つづいて紹介するのは株式会社フューチャープロパティが運用しているlistory【リスト―リ】というアカウントです。普段はなかなか入ることができない東京の高級マンションの内覧動画を中心に配信しています。(※2022年2月28日段階)チャンネル登録者数は3.77万人、総視聴回数1,036万回再生となっています。もともとYouTubeでルームツアーが根付いていたこと。また、新型コロナウイルスの影響により室内で過ごす時間が増え、家への関心が高まっていることもアカウント運用が成功している要因でもあるといえます。

最も再生されている動画「代官山にそびえる要塞」の視聴回数は93万回となっています。(https://www.youtube.com/watch?v=vHUNMrRSpRk

こちらの動画では代官山にある「ブリリア代官山プレステージ」という高級マンションの一部屋の紹介動画です。間取りや部屋の特徴的なポイントも映像を通して見ることができます。 

・くら寿司 178イナバニュース – YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCh6E4e3huqLiV7KECxwb3qw/videos

回転寿司チェーンの大手であるくら寿司もYouTubeアカウントを運用しています。

チャンネル登録者数は(※2022年2月28日段階)4990人で総視聴回数は125万回を記録しています。最も再生されている動画は「くら寿司のお店の裏側を大公開!おうちで社会見学」(https://www.youtube.com/watch?v=dSuz7knZqmo)で66万回再生されています。こちらの動画では、普段は見ることができないくら寿司の裏側をみることができます。チャンネル登録者数の伸びはまだまだではあるものの、いい意味でYouTubeっぽい企画やサムネイルの雰囲気があり、今後のチャンネルの伸びが期待されます。

●まとめ

今回はYouTubeの法人アカウントについて事例も交えながら解説しました。もし不明点などあれば、YouTubeのコンサルを行っている弊社にお気軽にお問い合わせくださいませ。

記事を書いた人

Luaaz編集部

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