YouTubeプレゼント企画の事例集・成功させる方法・規約違反かどうかまで紹介

YouTubeプレゼント企画の事例集・成功させる方法・規約違反かどうかまで紹介

SNSでバズらせる企画として、プレゼント企画がありますよね。様々なSNSで見かける鉄板企画です。だからこそYouTubeでも時折プレゼント企画を見かけます。例えば2017年には人気YouTuberのヒカキンさんが、任天堂Switchを商品として準備しつつ、チャンネル登録を促す動画が600万再生を超えるなど大きく話題になりました。プレゼント企画は、視聴者にとってはもちろん嬉しいことですし、企画側にとっても、チャンネル登録者が増えたり、ファンとさらに親密になるきっかけともなり得る良い企画のように見えます。そんなプレゼント企画ですが、はたしてYouTubeとプレゼント企画というのは、相性がいいのでしょうか。プレゼント企画をする上で、本当にYouTubeで良いのか。さらに、成功させるための方法や、気をつけるべきポイントなどはあるのでしょうか。この疑問について、YouTubeコンサルを行っている株式会社Luaazの見解を用いて解説させていただきます。

●過去の実例

まずは、過去の成功事例から見ていきましょう。

・Hikakin TV

2017年7月28日 ヒカキンTV6周年プレゼント企画

プレゼント:ニンテンドースイッチ スプラトゥーン2セット10台10名様

再生回数:約620万回

高評価:59万

→応募者予想、マックス59万人

低評価:8634

応募条件:①高評価ボタン②チャンネル登録と通知設定③Googleフォーム記入

・Fischer’s-フィッシャーズ-

2017年8月8日 7月の再生回数2億回到達記念プレゼント企画

プレゼント:ニンテンドースイッチスプラトゥーン2セット50台50名様

再生回数:約336万回

高評価:47万

→応募者予想、マックス47万人

低評価:1.1万

応募条件:①高評価ボタン②チャンネル登録と通知設定③Googleフォーム

・桐崎栄二,きりざきえいじ

2016年6月24日 プレゼント企画

プレゼント:コカコーラ25本・アクエリアス25本の計50本を2名様

再生回数:約328万回

高評価:10万

低評価:2512

応募条件:①チャンネル登録②「ほしい」等のコメント

・東海オンエア

2017年9月15日 登録者218万人記念プレゼント企画

プレゼント:カンテンドースイッチ ポプラトゥーン2(寒天、銅、スイッチ、ポプラ、トゥーン2枚)を100名様

再生回数:約200万回

高評価:14万

→応募者予想、マックス14万人

低評価:2814

応募条件:①チャンネル登録②高評価ボタン

●YouTubeにプレゼント企画は向かない説?

このようにYouTube上で、プレゼント企画の成功例は多数あるのも事実です。しかし、一般的にはYouTubeにプレゼント企画は向いていないとされています。

では、なぜ相性が悪いのか。なぜプレゼント企画は向いていないのか。YouTubeというSNSプラットフォームに注目して、この謎を紐解いていきましょう。

●YouTubeは拡散力が低い

まず、YouTubeは、SNSメディアの中では、比較的拡散力が低いとされています。特にTwitterと比べると、分かりやすいでしょう。

Twitterであれば、まずリツイート機能がある時点で拡散力が圧倒的に強いです。あるいはいいねやリプライなどのエンゲージメントを受けても、拡散されることがあります。意識的にせよ、無意識にせよ、とにかく面白いものであればドンドン拡散されていくSNSです。あるいはTiktokの場合は、フォロワーが少なくても一定までは拡散されるようなプラットフォームになっています。その後、エンゲージメントがあると、どんどん拡散されるような仕組みになっており、こちらもまた広がりを見せやすいSNSです。

しかし、YouTubeではどうでしょうか。Twitterのようなリツイート機能は存在しません。もちろん高評価ボタン、低評価ボタンはあり、それらに反応すればもちろん、YouTube内で広がりは見せます。ただ例えばTwitterのリツイート機能のように、フォロワーのタイムラインにツイートを表出させるような直接的かつ即効性のある広がりはありません。

要するに、YouTubeは拡散性の低いプラットフォームになっています。

ただしプレゼント企画において、より多くの人に見てもらうこと、より多くの人に参加してもらうことは必要不可欠です。だからこそYouTubeという、拡散力の低いメディアでプレゼント企画をするには、工夫が必要になっています。

●YouTubeでプレゼント企画を成功させる方法

プレゼント企画を成功させるための方法は、拡散力の低いYouTubeと、拡散力の高い他のメディアを融合させるというものです。つまり、YouTubeだけで完結させるのではなく、他のメディアも巻き込むことで、相乗効果を狙うのです。

複数のメディアのプラットフォームを跨ぐことで、既存の視聴者だけでなく、新規まで巻き込むことができます。メインとなるYouTube内での工夫はもちろん必要ですが、YouTube外に目を向けてみるのも、1つの手かもしれません。

●プレゼント企画は規約違反か?

・気をつけるべきポイント

YouTubeでプレゼント企画をすると、規約違反になってしまうことがあります。そこで、最も気を付けなければいけないポイントの1つが、「インセンティブスパム」です。

・インセンティブスパムとは

「インセンティブ スパム: 視聴回数、高評価、コメントなど YouTube のエンゲージメント指標を販売するコンテンツ。このタイプのスパムには、チャンネル登録者数や視聴回数などの指標を増やすことだけを目的とするコンテンツも含まれます。例えば、別のクリエイターのチャンネルに登録することの見返りとして、自分のチャンネルへの登録を提案する「Sub4Sub」コンテンツとも呼ばれるものがあります。」

スパム、欺瞞行為、詐欺に関するポリシー – YouTube ヘルプ

https://support.google.com/youtube/answer/2801973?hl=ja

つまり、プレゼント企画におけるインセンティブスパムとは、「〇〇円あげるから、チャンネル登録してね」「こんなプレゼントあげるから、高評価押してね」というものです。このように、視聴者に対して、拘束力を伴う物言いは規約違反となってしまいます。

では、どのようにすれば規約違反にならないのか。それは、決して強制しないことです。

これは物凄く微妙なラインで、言葉のニュアンスの違いでもあります。

「〇〇してくれた人の中から当選者を決めるので、〇〇して下さい」と、「プレゼント企画は抽選で行います。もし良かったら〇〇お願いします」では、受け取り方は違いますよね。後者の方が、物腰柔らかい印象を受けますし、〇〇するかしないかは視聴者側の自由です。

●まとめ

以上が、YouTubeとプレゼント企画の相性と、成功するための方法、注意点です。今後YouTubeでのプレゼント企画を計画されている方がいるようでしたら、上記のことを参考にしながら、試してみるのも良いかもしれませんね。

記事を書いた人

Luaaz編集部

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