YouTubeでバズる企画とは?王道企画の掛け算という法則

YouTubeでバズる企画とは?王道企画の掛け算という法則

Youtubeチャンネルを運営する上で、「どんな企画・動画がバズるのか」を把握しておくこと必要があります。日々、Youtubeの流行は変わっていきますが、常に面白いことを考え続けたり、人気チャンネルを定期的にチェックしたりすることで、「今何が一番ウケるのか」を把握することはできます。そこで今回は、バズる企画の考える上で重要なポイント、今バズっている動画やジャンル、企画などを紹介していきます。

■ネタ仕込みのルーティーン

バズる企画を生み出すためには、まずは日常生活から「面白いこと」を見つけ出すのが大事です。有名Youtuberの動画をチェックすることも大事ですが、趣味や仕事をしているときにもしっかりとアンテナを張って、自分が「面白いな、いいな」と思ったことを普段から頭の中にストックしておくことも必要でしょう。

基本的なことですが、効率よくストックしていく方法として、メモに残すことは有効です。たとえば、アニメやドラマ、映画を観ることが趣味であれば、主人公の母親が亡くなってしまうシーンに自分の心が揺り動かされたとき、その事実をメモに残しておきましょう。次のステップは、そこからさらに細かく分析して、「自分がなぜ心を動かされたのか」を考えてみることです。

たとえば、「亡くなるシーンの前に母親と和解するシーンがあったからより悲しくなったのかな」など、自分がどういう部分に感情を動かされたのかを細かく分析してみましょう。これが、自分にとっての「面白い、グッときた」を効率よく見つけ出せるようになるためのカギです。

細かくメモをとることに慣れてきたら、アニメやドラマ、映画の「感想ノート」を書くこともいいかもしれません。「自分は言語化能力がないから…」と思わず、積極的にメモやノートに面白かったことを書いていきましょう。

「面白い」のストックを溜める作業は、深堀りすれば「自分自身を知ること」にもつながります。普段から自分の好きなもの、好きなポイントを明確にしておき、感性を磨く作業を習慣づけていきましょう。

あるいは世間的に「面白い」とされている企画も抑えておいてもいいかもしれません。例えばテレビ朝日で放映されているバラエティ番組「帰れマンデー見っけ隊!!」内の人気企画「帰れま10」では、例えばファミレスで人気と思うメニューを頼んでいき、上位10位のメニューをすべて当てるまで帰れないという鉄板企画です。こういう間違いなく「面白い」とされている、バズリやすい企画をストックとして抑えておくことも重要でしょう。

■王道の押さえ方

Youtubeの「王道」を知ることもバズる企画を生み出す上で重要です。まず、YouTubeには、投稿されている様々な動画が「関連動画」という機能によりお互いに伸びあっていくという仕組みがあります。例えば人気アーティストの曲の再生回数が伸びていれば、その曲を「歌ってみた」系の動画は次々に関連動画に出てきますよね。

人気曲が流行ってから時間が経ったのであれば、替え歌企画を出すパターンもあるので、場合によっては動画にしてみてもいいかもしれません。いずれにしても一度流行ったものに乗っかっていくと伸びるような仕組みがYoutubeにはあるため、ほかのYouTuberがやっていないような突拍子のある企画をやるより、流行っている王道の企画を自分のチャンネルに絡めていく方法の方が、バズるための近道と言えるかもしれません。

そして王道企画をおさえる上で最も簡単なのが、人気のある超有名YouTuberをチェックすることです。誰でも聞いたことがあるような、ヒカキンさんやはじめしゃちょーさん、コムドットさんなどのYouTuberさんたちは確実に王道の企画の動画を作っています。

加えて、最近急激に伸びているYouTuberをチェックするなど、幅広く目を通しておくべきでしょう。すべての人気動画を視聴することは難しいので、サムネイルやタイトルなどを通してどのような動画が人気となっているのかだけを確認する方法が現実的でしょうか。その中で特別伸びているものがあれば視聴するという流れが効率的です。そのほかでは、YouTubeの「急上昇ランキング」を定期的にチェックすることも一つの方法ですね。

■王道ジャンルってどんなものがある?

ここまで王道ジャンルが流行る理由とその押さえ方について解説しましたが、ここからは実際にYouTubeで重宝されている王道ジャンルを8つご紹介します。

1. 旅行

視聴者が普段見ることができない海外旅行の動画は伸びる傾向にあります。演者が男性の場合はキャンプ動画も非常に人気ですし、きれいな女性が出演している動画も視聴回数が伸びる傾向にあります。またコロナ禍で外出することが難しい状況の中で、最近ではドライブ動画がトレンドとなっています。コロナ禍でもドライブは比較的感染リスクが低く、採用しやすい企画なのでしょう。

2.フィットネス・ヨガ

これらの動画は繰り返し視聴されることが多いため、再生回数が増えやすい傾向がありますね。それに伴って、チャンネルの登録者数以上の再生回数を稼ぐ動画もでてきます。また、フィットネス・ヨガ動画は身体を動かしている視聴者に分かりやすく情報を届ける必要があるため、テロップの入れ方など基本的な編集技術が重要となります。

3.癒やし

このジャンルではペット動画が不動の地位を築いていましたが、最近ではジャンルの幅も広がってきています。特に人気が上がっているのは「汚いものが綺麗になる」プロセスを撮影した動画でしょうか。たとえば、錆びをとる・耳掃除・歯石をとるといった動画です。単純作業の映像は、頭を使わずぼんやりと見られるせいか、ついつい見てしまうようですね。

4.変な商品買ってみた系

普通なら買わないような変わった商品をレビューする企画です。たとえば「吉田製作所」という自作PCやガジェットを紹介する人気チャンネルには「中華の闇」というシリーズがあり、中華製品のずさんさを暴いていく内容が人気です。あるいは、一般の視聴者が買えないような高額商品をレビューするというパターンも人気になることが多いですね。

5.非日常系

一般の視聴者が普通はできないような企画の中でも、アウトローな企画が多いです。「ヒカル」さんの人気企画である「大金を使って○○してみた」といった企画は一種の非日常ですし、「有名人の女性の家に突撃」という動画は一般の方には絶対にできないので、視聴者の興味を集める傾向があります。

6.歌ってみた・弾いてみた

有名歌手が歌う動画は言うまでもなく、下手であるのに一生懸命歌っている動画も非常に人気があります。また、楽器を弾く動画も注目を集めていて、「ハラミちゃん〈harami_piano〉」は成功者の代表例です。彼女はストリートピアノの動画で人気を博し、テレビ朝日が放送する音楽番組「ミュージックステーション」に出演するまでに至りました。

7.スポーツ系

元プロ選手の技術紹介・裏話系動画などはファンに人気ですが、中には強めのスポーツ要素を動画に取り入れなくても、成功している人はいます。「あめんぼぷらす【日常コメディ】」のような野球部の日常をコント風に仕立てる動画も急上昇ランキングの常連です。スポーツ動画は以前より多様化していることが考えられます。

8.美容・ファッション

美容系で特に重要なのは、技術、トーク力に加えて「共感」を得られるかどうかです。一般の視聴者でもできるようなメイク・ファッションを採用する方が伸びる傾向にあります。ファストファッションの動画が人気なのはここに理由がありそうです。

以上が代表的な王道ジャンルです。ぜひ参考にしてみてください。

■企画の“掛け算”を考える

ここまで王道企画の重要さとその代表例を紹介してきましたが、それだけで再生数・登録者数を増やせるわけではありません。なぜなら、王道の企画は競合相手が数多くいるためです。よほどの独自性を持ち合わせていないと、抜き出ることは難しいでしょう。

しかし、中には専門的な知識・技術を持っていない方も多いはずです。そこで重要になるのが、「企画軸の掛け算」です。「面白い」×「王道ジャンル」などの掛け算を行い、自分なりの新しい企画に仕上げていく作業ですね。ここ数年のYouTubeは多くのジャンルが溢れて飽和状態にあるので、ただ自分の好きなものと向き合うだけでは視聴者を集められないことが多いです。

■バズは予想できるのか

ここまできて元も子もないことを言ってしまいますが、バズは予想することが非常に難しいです。必ずバズる企画があれば、すべてのYoutuberがそれをやるでしょうし、それほど簡単なことはありません。バズには運も大きく関わってきます。

ただその可能性を少しでも高めるために、鉄板企画や王道ジャンルを抑えて、そこにトレンドなども入れ込んでいくしかありませんね。

■バズった動画の実例

●はじめしゃちょー「たくさんの男性YouTuberで恋ダンス踊ってみた。」

再生回数:約6900万回

「はじめしゃちょー」さん企画の人気動画です。彼の動画はそのほとんどが、他のチャンネルでは考えられない数の再生回数を稼いでいますが、中でもこの動画はトップクラスに伸びたものです。それもそのはず、多くの人気Youtuberを集めて、恋ダンスを踊るというトレンド企画を実践したのですから、バズることはたやすく想像できたかもしれません。これこそまさに流行にうまく乗った企画ですね。

●りせともよ「【ダイエット】80kgデブがドSイケメントレーナーと筋肉食堂デートをする様子がこちらですwwwwww」

再生回数:約60万回

バズり動画はなにも視聴回数が多い動画だけを指すわけではありません。チャンネル登録者数を大きく上回っている動画もまた十分バズった動画といえるでしょう。ルアーズが企画のお手伝いをしている「りせともよ」チャンネルでいうと、女性がイケメンのトレーナーとダイエットに励み、痩せたご褒美に二人で食事に行くという企画です。このトレーナーの方がそもそも人気のあるキャラクターであること、「デート動画」であり、キュンキュン要素が強いことなどが伸びた要因として挙げられます。

■終わりに

いかがでしたでしょうか。普段から頭の中に「面白い」のストックを溜め続け、その上で今なにが流行っているのか、何が面白いのかを把握することで、バズる企画は次々に生まれます。登録者数や再生回数に伸び悩んでいる方は、ぜひこの記事に書いてあることを参考にしてみてはどうでしょうか。それでも何かにお悩みの場合は是非、弊社にご相談くださいませ。

記事を書いた人

Luaaz編集部

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