YouTubeでバズる企画の考え方・最近人気のトレンドをチャンネル事例と共に紹介

YouTubeでバズる企画の考え方・最近人気のトレンドをチャンネル事例と共に紹介

Youtube動画の再生数を増やし、チャンネルの登録者数増加につなげるために心掛けるべきことにはさまざまなものがありますが、その中でも重要なのが、視聴者からの人気を集める可能性の高い様々な企画の把握があります。

芸能人が開始したチャンネルや、ある程度評判が確立されたインフルエンサーが運営しているチャンネルなどでない限りは、地道に企画の面白さで新規ユーザーを獲得し、チャンネルを伸ばしていくことが必要となってきます。

編集や告知の仕方、サムネイルなどといった動画に関するテクニックも、もちろん影響はありますが、それらがどれだけ効果を発揮できるかは企画の良さに大きく左右されます。

▼面白い企画のストックを増やすことが重要

企画と一口に言っても、無限にパターンが考えられますが、視聴者からの良い評価につながる、いわゆる『バズる』ことに繋がる見込みが高いものはある程度限られてきます。

もちろん、今まで誰も挑戦したことがないような斬新な内容かつハイクオリティの企画をいくつも考え出すことが出来ればそれが理想ですが、現実的にはそれは非常に困難です。したがって、重要となってくるのがYouTubeで人気となっている事例の研究です。

既にある程度結果を出している動画の企画を参考に『面白いのストック』を増やすことで、自チャンネルの運営につなげることが出来ます。全く同じ企画の動画を投稿する以外にも、似た内容の企画を違うジャンルの動画に応用するなど、いくつかの活用方法が考えられます。

これを踏まえた上で、今回の記事では、チャンネルの運営に活かすことのできる可能性が高い、今年に入ってトレンドとなっているジャンルのチャンネルや企画内容を紹介していきます。

▼2022年に流行っているチャンネル

①アニメーション×教育

新たな企画の切り口として念頭に置くべき考え方として『既存のジャンルを掛け合わせる』というものがありますが、今年に入り、既に動画においては定番と言ってもいいアニメーションと教育という二つのジャンルをかけ合わせたタイプのチャンネルが勢いを伸ばしています。

・激情ひとり

https://www.youtube.com/channel/UCXnR8M-dJrrldyUJ0UuP1QA/videos

『激情ひとり』はチャンネル開設が2021年9月と非常に新しいながら既に約30万人のチャンネル登録者を獲得している人気チャンネルです。総動画投稿数も2022年4月時点でまだ9本と少なく、一本の投稿動画あたりのチャンネル登録者増加数で見ると、異例のペースで登録者を伸ばしています。

動画の内容としては『リンパと免疫の仕組み』や『糖尿病になる仕組み』といった、健康系の情報を面白おかしいシュールなアニメーションで解説するというものが主となっています。

・Rinco connect

https://www.youtube.com/channel/UC0NRyTXrKmSm_RSoBEJR41Q/videos

同じくアニメーション×教育のジャンルで成功を収めているのが『Rinco connect』チャンネルで、こちらはアニメーションの4コマ漫画を用いて、名作小説のあらすじや故事成語について解説する、といった内容の動画が好評です。

『激情ひとり』『Rinco connect』両チャンネル共に、シュールで面白い動画なので、ユーザーが学ぼうと能動的に考えなくとも、ついつい動画を視聴しているうちに気づけば有用な知識が見についているというタイプの企画であるという点は共通しています。

加えて『Rinco connect』はスマートフォンでの視聴を念頭に置いた縦型フォーマットで動画時間が非常に短いショート動画を多く投稿し、自チャンネルへの流入に活かしているのも特徴です。

②まだまだ新しい企画がでてくるグルメ系

一見Youtubeで既に多くの動画投稿者が既に多数存在しており、新たなジャンル開拓の余地が少ないように見える定番企画でも、より細分化し、独自の強みに特化することで新規性と話題性を獲得できる、というケースも多くあります。

例えば、既にYoutubeでは王道と言っても良いグルメ系のチャンネルですが、2022年に入ってもまだまだ新たな人気チャンネルが誕生しています。

・パクパク PAKUPAKU 

https://www.youtube.com/c/PAKUPAKU%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%91%E3%82%AF/videos

魚介類の調理方法に特化した『気まぐれクック』や非常に安価で調理が容易、かつお酒との相性が良いレシピを中心に紹介する料理チャンネルである『料理研究家リュウジのバズレシピ』など、グルメ×〇〇といった掛け算で人気チャンネルが多く生まれていますが、今年に入って勢いを伸ばしている『パクパク PAKUPAKU』は昔ながらの雰囲気が漂う地元の飲食店の紹介に特化したグルメ系チャンネルです。

料理だけではなく、厨房の中に入って調理風景などの撮影を行い、店舗で働く方の風景をしっかりと映すなど、地元に根付いた店舗ならではのストーリーが感じられるような動画の構成がが新規性のある特徴となっています。

③ショートを上手く活用

近年①で解説したショート動画と言われるタイプの動画を中心としたプラットフォームであるTikTokが勢いを伸ばしていますが、Youtube上でもショート動画を上手く活用したチャンネルは人気が出る傾向にあります。

・伊吹とよへ【オールユーキャンイート】 – YouTube

https://www.youtube.com/channel/UChYIrMN10BCS6kbgsDgcheA/videos

『伊吹とよへ』は、Youtubeでは既に定番と言えるドッキリ系の動画を中心に投稿しているチャンネルですが、ショート動画の割合が非常に多く、今年に入ってチャンネル登録者数を伸ばしています。

ドッキリというジャンルは動画の面白いポイントを短い再生時間内に詰め込むことが出来るため、特にショート動画と相性が良いと言えます。

ショート動画を上手く活用した、どちらかというとインスタントに楽しめる動画を中心としたチャンネルが伸びている一方で、②で紹介したよりじっくりと視聴するストーリー性のある動画も注目されており、企画次第で動画の長さと関係なく人気を集めることが可能である、という点は興味深いですね。

▼海外企画も参考に

また、動画の企画を考える上で参考になるのは、日本語のチャンネルだけとは限りません。海外で既にある程度人気を博している企画を日本に輸入することで、成功につながるという例も多くあります。

例えば、登録者数が600万人を超え圧倒的な人気を誇っている『The First Take』は各著名アーティストの一発撮りでの音源と動画を投稿しているチャンネルですが、非常によく似たコンセプトで動画投稿を行っていた『COLORS』というチャンネルが先行の海外事例として存在していました。

日本語チャンネルでまだ大きく注目を集める動画が存在していないジャンルの例では、アメリカの『Kane Pixells』というクリエイターが投稿している、未確認生物や事件を取り扱ったドキュメンタリー風にアレンジされたホラー系の動画を中心としたユーザーに不安を感じさせるようなシリーズである『Backrooms』も話題になっており、今後似たような動画が日本でも流行する可能性はあります。

▼人気ジャンルの企業チャンネルによる活用の余地

『おーちゃんねる』(虫)や『ちゃんねる鰐』(爬虫類)に代表されるように、Youtube上で虫や爬虫類の生態を撮影した動画は人気を集めるジャンルの一つとなっていますが、実際にこれと類似した動画であると言える、京都水族館が投稿した『オオサンショウウオの身体測定』という動画(https://www.youtube.com/watch?v=CMi9-D364kU)は、他の動画と比べて大きく再生回数を伸ばしています。

人気ジャンルの傾向から、知名度が高く、世界最大の両生類であるオオサンショウウオを取り扱った動画もある程度話題になるのではないかと推測することが出来ますが、オオサンショウウオは特定天然記念物であり、一般のクリエイターには撮影が困難であることから、これは京都水族館ならではの強みを活かした動画であると言えます。

このように、自社の特徴や強みがYoutube上の人気ジャンルとマッチするものであった場合には、積極的に活用していくことで、よりチャンネル登録者数が伸びる確率は上がります。

▼ 最後に

Youtube動画の再生回数を伸ばし、チャンネルを成長させるためには、ユーザーからの人気を集められるような良質な企画が必要です。そのためには、どのような動画の企画が人気であるのかを知ることが重要で、『面白い企画アイディアのストックを増やす』という観点から、2022年に入って人気を集めているチャンネルや、今後人気が出る可能性のある海外で話題のジャンルを紹介しました。

流行の移り変わりのスピードは速く、次から次へと新たな人気企画は生まれていくため、これらを見逃さないためには、継続してアンテナを張り続け、並行して自チャンネルの動画製作に反映させながら試行錯誤を繰り返すことが重要です。

また、動画の企画に関して課題を感じている場合は、プロフェッショナルに専門するのも一つの手です。もし何か動画企画についてお悩みの点などありましたら、YouTubeの企画や分析のコンサルを専門に行っている株式会社Luaazにぜひご相談くださいませ。

記事を書いた人

Luaaz編集部

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